川越、水上公園(4月16日)。
4月13日に、所用があって東京へ出かけた。
出かけることに反対していた娘からは、その後、双子の子守りに呼ばれなくなった。
2週間は、感染していないかどうか様子をみてから、と考えているのではないか、と妻にいったら「そうだね」といっていた。妻も孫と会えなくなって、やや不満ぎみ。
娘は性格はのんきなほうだが、新型コロナウィルスには神経質になっている。週に3日ほど病院のお手伝いにいっているせいかもしれない。
わたしを、東京から引き上げさせるように、と妻にいちばんうるさくいったのも、娘だ。わたしは、妻と娘の要請を受けて、いま川越で自粛生活を送っている。
経済面のことを考えると不安になるが、自粛生活はいやではない。たまった本を読んだり、映画館へいけないぶんDVDで映画を見たりしていれば、退屈することはない。むかしから、こういう隠居生活に憧れていた。
困るのは、運動不足で、体重が増えること。最初、家の近所を歩いていたが、景色があまりに平板なので、すぐに気持ちがのらなくなった。
で、妻が夕方仕事から帰ると、そのままクルマで近くにある広い公園までいって、クルマを置いて散歩するようになった。
八重桜を見たり、瑞々しい新緑を見ながら歩くのは気持ちがいい。
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4月14日、火曜日。伊佐沼公園へいく。
ここは広い沼があって1周するとわたしの足では、45分くらいかかる。水の中を家族(?)で歩くカモを見たり、乗り捨てられた舟を見ながら、歩く。
公園内には、子どもたちが遊ぶ遊具や、日帰りのキャンプ施設もある。さすがにいまその遊具で遊んでいる子どもやキャンプをしている家族はいない。
深緑を見ながら歩いていたら、30代くらいのふたりの女性が小さな犬を散歩させていた。ところが、途中犬が固まるようにして動かなくなった。全身で地面にへばりついている。ひとりの女性が紐をひっぱっても動かない。
「この子、散歩がきらいなんだよねえ」
「ほんとだねえ」
そんな会話していたので、そばを歩きながら笑ってしまった。女性たちもわたしの方を見て、苦笑している。
通り過ぎてから、後ろを見たらなんとか説得したのか、犬の散歩を再開していた。
で、それからまた少ししてふりかえったら、犬の散歩は断念したのか、ひとりの女性が犬を抱いたまま歩いていた(笑)。
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4月15日、水曜日。運動公園へいく。
中央には、運動する広いスペースがあって、その外周が走るコースや散歩のコースになっている。伊佐沼公園などとくらべると、運動用に整備されているので、歩きながら目にはいる景観はあまりおもしろくない。
ただ八重桜が満開だった。
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4月16日、木曜日。水上公園にいく。
ここは4月12日にもいったので、この日はコースを変えて歩いてみた。
途中から公園の外へ出るところがあって、雑然とした風景が続いている。倒れている木々や一面に咲いている菜の花を眺めながら、しばらく歩いて、途中から公園へもどった。
散歩の景観としては、整備されてなくて、たのしかった。