かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

クロエ・ジャオ監督の映画『ノマドランド』を見る(4月4日)。

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だいぶ散りはじめた伊佐沼公園の桜のトンネル。






前日(4月3日)、最後の桜見物に、伊佐沼公園へいく。だいぶ散りかけていた。公園のなかを見て、沼の方を散歩していたら、白鷺が一羽いた。





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4月4日(日)、曇り。




午前、いつ降り出すかわからない、どんよりとした空模様。


「ウニクス南古谷」へ、クロエ・ジャオ監督、フランシス・マクドーマンド主演『ノマドランド』を見にいく。







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企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンは、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。




(映画のオフィシャル・サイトより)
https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland/about.html




覚悟はしていたが、ものすごく淡々とした映画。知っている俳優は、スリー・ビルボードで激烈な母を演じたフランシス・マクドーマンドだけ。彼女を知らなかったら、ノンフィクション映画だとおもったかもしれない。


もっと自分が生活のことに機転がきき、壊れものを直す器用さがあったら(そして勇気があったら)、、、


キャンピング・カーに最低限必要な家財道具を積みこんで、暑い季節は北へ、寒い季節は南へ‥‥そんな自由な路上生活をしてみたい憧れがある。しかし、実際はできないとわかっている。それで、この映画を見にいった。


それにしても、淡々としている。ほとんど何も説明されない。彼らはときどき集まり、お互いの自由と独立を祝し、またそれぞれ自分の旅へもどっていく。






わたしは、なんどか眠りのなかにはいっては、隣りの妻から肘で小突かれて、意識をもどした。


美しい自然と淡々としたロード・ムービーを見ていると、いつのまにか吸いこまれるように眠っている‥‥。



映画を見たあと、ひさしぶりに上尾市日帰り温泉「日々喜の湯」へいく。ここで生ビールとそば。お湯から出て、もう一杯生ビール。


夕飯の買い物をすませ、家へ帰るころに、雨が降り出した。