かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「男はつらいよ〜寅次郎物語」(ビデオ)

久しぶりの寅さんです。気分転換にはやっぱり寅さんがはいりやすいかな、とおもって選択しました。1987年の作品で、39作目。マドンナは、秋吉久美子です。寅さんの仕事仲間の「マムシのマサ」が死んで、小学生の秀吉(寅さんが名づけ親)が、突然「とらや」…

みなさん、お悔やみの言葉ありがとうございました。

昨夜1週間ぶりに熊谷の実家から、熊谷へ帰宅しました。留守中、みなさんからあたたかい言葉が寄せられていることを、ringoさんから携帯メールでいただきました。ringoさん、みなさん、本当にありがとうございました。今日は着替えなどをとりに川越へもどり…

宗教のこと

これは携帯電話からの送信です。写真は、住む人を失った家の、小さな庭の眺めです。母の告別式で、最初に県議会議員や市議会議員の焼香が5〜6人続くのがすごくいやでした。しかも本人の参列ではなく、たいていは代理の人たちです。誰がそういう母と交流のな…

告別式が終わりました

携帯電話から送信します。23日通夜、24日告別式が終わりました。母の意思では密葬を望んでいましたが、仲のよかった友達や、親しかった兄弟・親戚に声をかけているうちに、いろいろなひとがどこからか聞いて式に参列してくれました。夜は熊谷の家にたくさん…

母が亡くなりました

5月20日15時48分、十二指腸動脈瘤破裂で、母が突然亡くなりました。救急車で病院へ運ばれ、すぐに手術を受けましたが、すでに手の施しようがなかったようです。かろうじて親戚の人一人、弟が駆付けましたが、話はできなかったようです。癌の治療を受けてま…

中野孝次著「ハラスのいた日々」

最近、本のあたりがよくて、この1冊も予想以上に感動しました。人と犬の関係がこれほど強いものであるとは、小さなころしか犬を飼ったことのないぼくにはわかりませんでした。柴犬の仔犬ハラスがやってきて、中野孝次夫妻の生活はハラスを中心としたものに…

角田光代著「庭の桜、隣の犬」

やっぱりおもしろかったです。この作家は、これまで分け入ることのなかった心の奥の領域へ、表現のメスをいれているとおもいました。若い夫婦が登場しますが、二人は、浮気、ギャンブル、失業……など、世間の通例でよくある問題で、仲がギクシャクしている様…

ポール・マッカートニー、離婚!?

「ビートルズ探検隊」のみなさんの投稿を読むと同時に、家族のものから、ニュースがポールの離婚を報道していた、と告げられました。ポールはいつも対外的には明るい表情をしていますが、意外に家庭的な騒動から強く影響を受けるタイプのような気がします。…

落語を読んでみる

■古今亭志ん生の奔放な人生を楽しむ 5代目古今亭志ん生を特集した「KAWADE夢ムック 古今亭志ん生」を読む。志ん生の落語は、図書館にCDがまとめてあったので、それを片っ端から借りて聴いていたが、彼の人生的なものは、以前小島貞二著「志ん生の忘れもの」…

最近見た日本映画3本

新旧時代の違う映画を3本見ました。2本は渋谷実監督の「現代人」(1952年)と「自由学校」(1951年)、もう1本は昨年公開された話題作小泉堯史監督「博士の愛した数式」です。 ■渋谷実監督「現代人」併映が池部良主演の「現代人」という作品でしたが、こちら…

山形行き、2泊3日

■4月4日晴れ川越を6時頃出発。岩槻インターから東北自動車道へ乗る。渋滞はなく、順調。このまま「山形蔵王インター」まで高速でいっても、早く着きすぎるので、途中、「福島飯坂インター」で降りる。ここから、一般道399号で山形方面へ山越えしようと、走る…

明日から山形へいってきます

生活にゆとりがないので、めったに旅行をしていませんが、最近友人が仕事で山形へ転勤したため、そこを宿に山形で2泊してきます。 この友人は、以前は秦野中井に単身赴任していたため、そのときは、やはりそこを宿に伊豆や御殿場などをまわりましたが、今回…

フランソワ・トリュフォー監督「終電車」(1980)

ringoさんからお借りしたDVDで、やっと「終電車」を見ました。【注】:ringoさんの「終電車」の感想はこちらです映画の舞台は、ナチ占領下のパリ。連日舞台の稽古が行なわれているが、劇場の支配人であり演出家のルカ(ハインツ・ベネント)は、ナチスのユダ…

西村賢太著「どうで死ぬ身の一踊り」

骨太な小説です。デフォルメされているとはいえ、作者の「私小説」ではないか、とおもいます。バランスよく構成された口当たりのよい小説になじんでいると、あまりの武骨さにちょっとひるみそうな。でも、作家が頭のなかでこしらえた小説に飽きているのなら…