かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

飯田橋の土手の桜

映画を見る前に土手を散歩しています。写真はちょうど法政大学正門前の桜です。晴れてますけど、今日は風が冷たいですね。しかし、どこを歩いていてもこぼれるように桜が咲いています。いい季節です。

ピーター・ハイアムズ監督「サウンド・オブ・サンダー」

3月25日から封切られたばかりの映画です。地元の映画館で見てまいりました。SF映画。原作は、レイ・ブラットベリでございます。 人々がタイムトラベルを利用して過去に戻り、恐竜ハンティング・ツアーを楽しむ近未来都市。そのツアーはTIME SAFARI社により、…

テリー・ギリアム監督「ブラザーズ・グリム」

●2005年:アメリカ映画 ●主演:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ 実在のグリム兄弟をモチーフに『赤ずみん』『シンデレラ』『ヘンゼルとグレーテル』などのグリム童話の要素をちりばめて描く、鬼才テリー・ギリアム監督のユーモラスで…

ラース・フォン・トリアー監督「マンダレイ」

●2005年:デンマーク制作 ●主演:ブライス・ダラス・ハワード ■映画「マンダレイ」のあらすじ 「ドッグヴィル」の村人への報復をすませたグレース(ブライス・ダラス・ハワード)は、アメリカ南部の奴隷制度の残るマンダレイの農園へやってきます。グレース…

朝の日比谷公園を散歩

朝日比谷シャンテの映画館へいきましたが、はじまるまでに時間があったので、日比谷公園を散歩しました。公園全体の桜はまだまだの感じですが、1本咲きはじめているのがあったので、写真におさめました。 公園ではしばらく噴水の見えるベンチにすわって、山…

山中貞雄監督「河内山宗俊」(1936年)

やっと見ました。山中貞雄です。古い時代劇でありながら、しっかりとつくられた作品でした。といっても、これ1作を見て、山中貞雄の非凡さを見抜こうとしても、ちょっとムリかな。「人情紙風船」(1937年)のような厳しいニヒリズムが出ているわけではなく、…

ガイ・ジェンキン監督「スリーピング・ディクショナリー」

●2002年:アメリカ映画 ●主演:ヒュー・ダンシー、ジェシカ・アルバ 英国の植民地だった20世紀初頭のインドネシアを舞台に、行政官として派遣された青年が、“スリーピング・ディクショナリー"と呼ばれる奇妙な風習に反発しながらも、現地の女性と真実の恋に…

小川洋子著「博士の愛した数式」

ringoさんがブログでご紹介くださった「博士の愛した数式」を読了しました。ringoさんがおっしゃるように、80分で記憶が白紙にもどる病気、というのが実はよくわかりませんでした。まあそれはお話の前提であって、深く詮索しなくてもいいのかもしれません。…

武者小路実篤と志賀直哉

以下の文は、tougyouさんのブログ「『暗夜行路』と志賀直哉」という記事へのコメントです。 まずは、tougyouさんが引用されている武者小路実篤の文です。 『暗夜行路』を志賀直哉が中絶して何年か、そのままになっていた。 ぼくはそれを残念に思い、ある時、…

澤井信一郎監督「恋人たちの時刻」

池袋「新文芸座」で、「秋津温泉」と併映されていた映画です。つまらなくもありませんが、おもしろくもありませんでした。純真な北大の医学生(野村宏伸)が、望まれるとすぐに男性と寝てしまう女性、村上マリ子(河合美智子)を愛します。二人の恋のゆくえ…

吉田喜重監督「秋津温泉」

岡山県の山奥、秋津温泉を舞台にした、ダメ男(長門裕之)と、愛に一途な女(岡田茉莉子)のラヴ・ストーリーです。豊田四郎監督の映画「雪国」と、成瀬巳喜男監督の映画「浮雲」がまじったような作品でした。1つの場所でひたすら待つ女と、気まぐれのよう…

ダンカン第1回監督作品「七人の弔」

■ストーリー夏のキャンプに7組の親子がやってくる。でも何か雰囲気がおかしい。7組は、すべて親がさまざまな状況から子供を虐待してきた親子だった。しかし、キャンプでは、親たちは、異常なほど我が子に優しい。実は、このキャンプにきたのは、我が子の臓器…

日本、負けちゃいましたね!

今日は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の「日本対韓国」戦を見るために、早々に帰宅。12時からビールを飲みながら応援しましたが、負けてしまいました。しかし、韓国強いですね。

アンドリュー・アダムソン監督「ナルニア国物語」〜第1章 ライオンと魔女

ライオンや狼が言葉をしゃべり、奇怪な半人半獣が登場するこの映画を、予告編を見たときから、見たいとおもっていました。古い洋館の二階にある衣装箪笥が、魔女と珍獣が跋扈するナルニア国へと通じていて、4人の兄弟姉妹が、そこへ迷いこむというファンタジ…

伊佐沼を一周する

このところ慢性的運動不足なので、川越の伊佐沼公園までクルマを走らせました。沼の周囲は歩いて30分くらいの手ごろな距離で、久しぶりに歩いてみました。天気がいいと、ここはずいぶん釣り師の姿も見えますが、今日はどんよりした天気で、誰もいません。沼…

小津安二郎の映画に見え隠れする志賀文学

id:tougyouさんが、ブログ(2006年3月8日)で、映画「東京物語」の素晴らしいシーンを、セリフによって再現してくださいました。読んでいると、映像がなくても、まざまざと名場面が思い出されます。そのコメント欄に、tougyouさんは「小津安二郎は尾道でも広…

元気になれる映画は、やっぱりコレ!(笑)

■山田洋次監督「男はつらいよ 寅次郎と殿様」久しぶりにまた見ました(笑)。以前、ringoさんが「リンゴ日記」に書かれているので、コメントしたいとおもっていましたが、そのときなにかバタバタしていて、できませんでした。それで、気になっていたので、ト…

マイク・バーカー監督「理想の女(ひと)」

●2004年 スペイン・イタリア・イギリス・クルセンブルグ・アメリカ映画 ●監督:マイク・パーカー ●主演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン まずは、映画の概要です。 【ストーリー・解説】 いい女は2種類しかいない。全てを…

大杉栄と甘粕正彦の最期(「人間臨終図巻」より)

【写真】:大杉栄 ■山田風太郎の描いた「甘粕事件」山田風太郎の「人間臨終図巻」を読んでいますが、そのなかから、「甘粕事件」のことをピックアップします。以下は、「人間臨終図巻1」からの引用です。 大正十二年大震災後の九月十六日、無政府主義者大杉…

1964年に公開された映画「ポップ・ギア」

もし、不意にここへ訪れたあなたさまが、1964年のむかし、ビートルズやイギリスからやってきたビート・グループが好きな方だったら、映画「ポップ・ギア」のことは、ご存知ですよね。でしたら、黙ってこちらのringoさんのブログ「リンゴ日記」をチェックして…

フィリップ・リオレ監督「灯台守の恋」

■2004年 フランス映画 ■監督:フィリップ・リオレ ■主演:サンドリーヌ・ボネール、フィリップ・トレトン、グレゴリ・デランジュール フランスの”世界の果て”といわれるブルターニュ地方のウエッサン島のジュマン灯台。カミーユは灯台守だった父、そして母が…

静かな感動を誘う、傑作2本立てでした

この1週間体調がよくなかったので、静かにしていましたけど、3月4日、少し元気だったので、飯田橋のギンレイ・ホールへいってみました。ここはいつも平日行くことがおおいのですが、土曜日だったためか、途中から通路に、座布団を敷いてみている人も出るくら…

[読書]山田風太郎の本

「人間臨終図巻1」読了。まだ全体の1/3。神保町の本屋さんでtougyouさん推薦の「戦中派不戦日記」を購入する。読みかけの本が3冊あるので、それを読んだあとか、並行して読むつもり。

鎮痛剤でとりあえず痛みから救われました

3日間、のどの痛みがひどくて、唾を飲みこむのもつらい。飲み物もおそるおそる少量ずつで、食べ物はカップうどんばかり(笑)。夜は、唾を飲むたびに痛くて目を醒ますのか、ほとんど熟睡もできずにいました。2日目から、声まで変わってしまいました。それが…