かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

絵本「あの雲のむこうに」

ringoさん、ぼくもポール・マッカートニーの絵本「あの雲のむこうに」を読みました。ringoさんが、先にブログで書かれていましたが、思い浮かぶのはアニメ映画「イエロー・サブマリン」ですね。弾圧者から、住民たち(動物たち)を解放して、愛と平和に満ち…

ビートルズのBBCライヴ特集

松村雄策氏のWOWOWラジオのビートルズ特集を聴きながら、ずっとまどろんでいます。このなかで、未発表のBBC音源がたくさん放送されているようですが、ぼくのようにあまり詳しく詮索しないものには、どれが『ライヴ・アット・ザ・BBC』に収録されていて、どれ…

喉が痛くて、唾を飲み込むのも苦労しています

昨夜、実家の前の居酒屋さんで飲んでいるときは元気でしたが、夜寝ているうちに喉が痛くなって、唾を飲み込むのもつらいほどです。朝になったら、それがひどくなって、吐き気もするほど。幸い、今日は予定がなくて家にいるので、朝から寝てばかりいます。食…

山田風太郎「人間臨終図巻1」

tougyouさんのブログで時々引用される本なので、いま読んでいます。全3巻ですけど、かなり分厚い本ですね。やっと1冊目が終わりそうなところまできました。1巻では、10代から55歳までの亡くなった人が、国内外、紀元前〜近代まで、次々登場します。これほど…

解散するビートルズへのラヴ・レター

ringoさんの記事へ、コメントが長くなりそうなので、ぼくのブログからトラック・バックさせていただきます。コメントにはかなり個人的な想い入れがはいりますが、寛容にお読みくださいね。 ■「ビートルズ世代」なんて、あの頃ありませんでした 【写真】:曲…

もうすぐジョージ・ハリスンの誕生日です

■名作『クラウド・ナイン』を聴きながら…… クルマのなかで、ジョージ・ハリスンが1987年に発表した『クラウド・ナイン』を聴きました。いま、聴いてもこのアルバムはすべての楽曲がよく、改めて感動しました。○曲順は、以下のとおりです。 1. クラウド・ナイ…

ビートルズ日本公演の当選ハガキ

これは、ringoさんの「【武道館公演の当選はがき】発見!」という記事へのコメント文(「ビートルズ探検隊」の投稿文とも同一の内容)です。 ビートルズ日本公演のチケットは、一般抽選はかなり厳しい当選率で、ぼくは13枚出して1枚だけ当たりました。ですか…

鈴木清順監督「オペレッタ狸御殿」

あの「ツゴイネルワイゼン」の……というか、もうただ鈴木清順といえば十分なのか、映像の魔術師の新作をやっと見ることができました。今回は、歌と踊りと極彩色の舞台セットを駆使して、摩訶不思議な映像美が連続しています。これが80歳を超えるひとの感性か…

ジェームズ・マンゴールド監督「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

ジョニー・キャッシュの伝記映画。まだ封切りされたばかりでしたが、時間があったので地元の映画館で見てきました。実はジョニー・キャッシュについては、彼がカントリー・シンガーの大物だ、という以上何も知りませんでした。ぼくが、ジョニー・キャッシュ…

中山康樹著「ジョン・レノンを聴け!」

やっぱり中山康樹はおもしろい! ジョン・レノンの公式盤はもちろん、アウトテイクを収録した『ジョン・レノン・アンソロジー』まで、全曲を中山康樹独特の切り口で解説した、ジョンの聴き方の指南書でございます。ジョン・レノンの魅力が、決して「愛と平和…

「ビートルズ探検隊」のオフ会に参加しました

「ビートルズ探検隊」は、現在定例会としてのオフ会はやっていませんが、2月17日、久しぶりに8名が集まって、「お酒を飲みながら、とりとめもなくビートルズとロックについて話す会」(長いな<笑>)をやりました。今年はじめてです。栃木から参加してくだ…

竹中直人監督「サヨナラ COLOR」

併映は、竹中直人監督の「サヨナラ COLOR」でした。これは、静かな、でもよくありそうな恋愛映画でしたが、竹中直人が主演をしているだけ、ちょっとふしぎな味わいがあります。こちらの映画の感想は、時間がないので後日また書けたら書こうとおもいます。

豊田利晃監督「空中庭園」(2005年)

主演:小泉今日子、板尾創路、鈴木杏 「隠しごとをしない」というルールの下で暮らす京橋家の家族。しかし、ひょんなことから<存在するはずのない>それぞれの秘密が暴露されはじめ……角田光代の同名小説をもとに、家族の崩壊と再生を描いた人間ドラマ!! …

マイケル・ベイ監督「アイランド」

スカーレット・ヨハンソン主演のSF映画ということで、ちょっと興味をもって見ました。しかし、外界は汚染されていると洗脳され、施設に隔離されたクローンたちの憧れる「アイランド」が、架空の楽園である、ということがわかってしまってからは、映画の「謎…

ビートル・ポールとグラミー賞

■ringoさんの2月10日の記事へのコメントです。受賞の瞬間を待つポール・マッカートニーの不安のまじった表情は見たくない……ringoさん、とってもよくわかります。ビートルズは、いままでいくつかグラミー賞を受賞していますけど、席に参加していたことはなか…

フランソワ・オゾン監督「ふたりの5つの分かれ路 5×2」

すでにringoさんがこちらへ感想を書かれているので、ストーリーなどのめんどうなことは、譲ります(笑)。夫婦なんて離婚してしまえば「他人」。映画は、今まさに、その「他人の関係」になろうとしている男女の話です。しかし、男と女って、いまはお互いにう…

清水正著「志賀直哉とドストエフスキー」

志賀直哉とドストエフスキー、この作家としてちょっと共通点を見出しがたい二人をどのように評論するのか、という興味から読んでみましたが、要するにドストエフスキーが大好きな著者が、ドスト的な視点から厳しく志賀直哉の小説を批評してみました、という…

最新のローリング・ストーンズ・ライヴ!

【注】写真は、スーパーボールのときのものではありません。 時間がないので、簡単に記録しておきます。スーパー・ボールのハーフ・タイム・ショーが、去年のポール・マッカートニーに続いて、今年はローリング・ストーンズ。民放版の方を録画して見たんです…

岩川隆著「どうしようもない私---わが山頭火伝」

○どうしようもないわたしが歩いている 先日ご紹介した大山澄太著「俳人山頭火の生涯」は、旅と行乞(ぎょうこつ)に生き、独自の句境に達した山頭火の生涯を、敬愛をこめて描いていました。しかし本著は、行乞をする禅僧といっても、実体はただの乞食坊主で…

ロベルト・シュヴェンケ監督「フライトプラン」

ジョディ・フォスターの新作、ということで地元の映画館へ見にいってきました。飛行機内の密室サスペンスといったらよいのか、大きなスクリーンで見ると迫力がありました。しかし、この映画の魅力は90%、ジョディ・フォスターの熱演にあります。表情だけで…

岡本喜八監督「助太刀屋助六」

ringoさんが2006年1月28日に書かれていた「助太刀屋助六」を、レンタルDVDで見ました。ringoさんが、真田広之の軽妙な役柄がおもしろかった、と感想をのべられておりますが、この映画の最大の見どころは、やっぱりそれだとおもいます。ぼくは、以前野球もの…

ギタリスト部門ベスト20が決定!

【注】:写真中央は、「ブルー・スエード・シューズ」などで知られるカール・パーキンスです。1985年、彼のテレビ・ショーへジョージとクラプトンが出演したときのもの。 去年からビートルズ探検隊では「永遠のミュージシャンたち」という長い企画をすすめて…

テレビの民放で「ラヂオの時間」を放映!

放映されるのを全然知らなくて、娘から急にいわれて見ました。二度目ですが何度も笑いました。本当によくできた映画です。とっても、楽しい。こんな新鮮な笑いの感覚をもった作品を、いままで知りませんでした。登場するたくさんの人物が生きいきとしていま…

小津安二郎と松竹ヌーベルバーグ

■これは、tougyouさんのブログ2006年2月3日の記事へのコメントとして書いています。吉田喜重は、映画は1本も見ていなくて、なぜか小説1冊と「絢爛たる影絵」という小津安二郎監督を書いたものを読んだことがあります。小説の方の内容は忘れましたが、「絢…