かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

中国映画『芳華 Youth』を見る(5月7日)。

5月7日、火曜日。新宿武蔵野館へ、フォン・シャオガン監督の『芳華(ほうか)Youth』を見にいく。 川越を出るのが遅くなったので、上映前(12時50分から)にコーヒーを飲む時間をつくれず、映画館へ直行する。 ★ 『芳華-Youth-』本予告 「唐山大地震」「戦場…

今泉力哉監督『愛がなんだ』を見る(5月3日)。

5月3日、金曜日。 憲法記念日。 夕方から飲み会があるので、そのまえに1本映画を見たいとおもって、ネットで探す。 飲み会の場所に歩いて10分くらいで行ける「テアトル新宿」で、今泉力哉監督、岸井ゆきの主演の『愛がなんだ』が、ちょうどいい時間にやって…

漢字はきちんと読みましょう!

わたしの国の首相は、漢字が苦手みたいですね。 「訂正云々」→「ていせい・でんでん」(正:ていせい・うんぬん) 「背後」→「せいご」(正:はいご) 「画一的」→「がいちてき」(正:かくいつてき) そして、ついに独自性が極まって、意味がさかさまになる…

「smoky」というブログ名のこと。

ブログで使っているこの「smoky」という名前ですけど、これは以前「ビートルズ探検隊」というメーリングリストをはじめたときに、ほとんど思いつきでつけたものです。 それでも、名前の出どころはあります。ジョージ・ハリスンの『33&1/3』(「サーティ・ス…

今日の動画は、やっぱり「憲法くん」!

5月3日は、憲法記念日。 テレビに出ないお笑い芸人、松元ヒロ。 このひとの動画を見て、笑いながら憲法のことを考えてみたい日。 松元ヒロさん「憲法くん」ダイジェスト 憲法くん作者: 松元ヒロ,武田美穂出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/12/16メディア:…

玉田真也監督『あの日々の話』を見る(5月1日)。

5月1日、水曜日。ゴールデンウィークのさなか。 天気が不安定で、空模様があやしい。ビニール傘をもって出かける。 「コメダ珈琲」で、珈琲とモーニングの朝食。電子書籍で、藤沢周平『日暮れ竹河岸』を読む。 市井(しせい)のなかに生きる江戸の女性を、ひ…

大宮の「花の丘農林公苑」を散歩する(4月29日)。

4月29日、月曜日。晴れ。 川越駅へSさん夫妻を迎えへにいく。一度自宅へ寄ってもらい、それから妻の運転で、「大宮花の丘農林公苑」へドライブする。 「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という持続して歩けない持病が発症した妻…

ミキ・デザキ監督『主戦場』を見にいく(4月25日)。

4月25日、木曜日。 渋谷の「シアター・イメージフォーラム」へ、ミキ・デザキ監督のノン・フィクション映画『主戦場』を見にいく。 前にも書いているけど、ここがネット予約できるようになったのは比較的最近で、以前は整理券をもらって時間になったら並ばな…

スパイク・リー監督『ブラック・クランズマン』を見る(4月18日)。

4月18日、水曜日。 「TOHOシネマズ新宿」へ、スパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』を見にいく。 少し早く着いたので、歌舞伎町入り口近くの「ルノアール」で、休憩。珈琲とトースト、ゆで卵のモーニング・セットで朝食。 上巻を読んでから、しば…

ボブ・ディランの「美声」におどろいた『ナッシュルビル・スカイライン』発売から50年。

このレコード・ジャケットからして「らしく」ない(笑)。 わたしは、それまでボブ・ディランは、日本編集版の2枚組みアルバムで聴いていた。1枚目がアコスティック編で、2枚目はエレキ編というふうにわかりやすく構成されていて、英語だけでなく当時とし…

中島貞夫監督『多十郎殉愛記』を見る(4月13日)。

4月13日、土曜日。 「イオンシネマ板橋」へ、午前8時55分から中島貞夫監督『多十郎殉愛記』を見にいく。 4月12日公開 映画『多十郎殉愛記』予告編 ★ 長州を脱藩した清川多十郎(高良健吾)は、浪人となって、長屋暮らし。いつもお金がない。居酒屋「満つや」…

エリック・クラプトンのコンサートを見る(4月15日)。

4月15日、月曜日。きょうはたのしみにしていたエリック・クラプトンのコンサート。午後仮眠して昼酒の酔いをさまし、日本武道館へ向かう。 4月1日、武道館周辺に、「ひとり花見」にきている。それから半月。少しだけ桜の花が残っていた。 ★ エリック・クラプ…

1961年に創られた映画『世界大戦争』の話。

監督は、松林宗恵(まつばやし・しゅうえ)。東宝映画。 このころ、米ソの対立が激化して核戦争の勃発が現実味をおびていた。 黒澤明監督は、1955年に核戦争の恐怖から発狂していく男を描いた『生きものの記録』を撮っている。 1954年に創られた『ゴジラ』第…

井上雅貴監督『ソローキンの見た桜』を見る(3月31日)。

リンゴ・スターのコンサートや桜のお花見などが続き、ブログにあげそびれていた映画。恋愛映画としてたのしめたので、日付の順序は崩れますが、アップしておきます。 ★ 3月31日、日曜日。 「角川シネマ有楽町」へ、井上雅貴監督の『ソローキンの見た桜』を見…

千鳥ヶ淵、中板橋、新宿御苑、上野公園(お花見をまとめて。4月1日〜4月4日)

千鳥ヶ淵の桜。 ★ 4月1日、月曜日。晴れ。 きょうは「ひとり花見」。 ひさしぶりに千鳥ヶ淵にいってみる。平日でもひとがいっぱいで、ひとの列のなかを、左側通行で歩く。堀に垂れ下がる枝に咲く桜が美しい。 ここにはお店はないので、靖国神社へいく。境内…

リンゴ・スターのコンサートを見る(4月3日)。

4月3日、水曜日。 きょうは、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドのコンサートへ行く日。 少し早めに三軒茶屋へ着く。 きょう一緒にリンゴを見るYさんと、開場まで時間があったので、ぶらぶら周辺を散歩して、居酒屋を探す。 Yさんが串焼きの居酒屋…

この騒ぎ、おかしくない?

一連の「元号」騒ぎ、まったく気持ちを逆撫でされています。 わたしは、テレビの報道番組を見なくなったのですが、朝食に立ち寄った食堂のテレビで「元号」が決まる前から、「11時30分ころには決まるはずです」なんて、カレーを食べてるあいだ、ずっとやって…

スコット・ウォーカー(ウォーカー・ブラザーズ)の死。

左から、ジョン・ウォーカー、スコット・ウォーカー、ゲーリー・ウォーカー。 最近、わたしの関心のあるミュージシャンがふたり亡くなった。ウォーカー・ブラザーズのスコット・ウォーカーと、元テンプターズの萩原健一さん。 萩原健一さんは、埼玉県のひと…

全編ビートルズのカバー・ソング映画『アイ・アム・サム』をDVDで見直す。

劇場公開は、2002年。監督は、ジェシー・ネルソン。映画音楽は、全編ビートルズのカバーで構成されている。 問答無用だ(笑)、すぐ見にいった。そして、不覚にも泣いた(笑)。 この映画、泣かずに見るのはむずかしい。 映画「アイ・アム・サム」日本版劇場…

片山慎三監督『岬の兄妹』を見る(3月23日)。

3月23日、土曜日。 「イオンシネマ板橋」へ、片山慎三監督『岬の兄妹』を見にいく。予備知識がないまま、一種の賭けで、映画を見にいくことがある。ハズれる場合も、当たる場合もある。これは大当たりの映画だった。 映画『岬の兄妹』特報予告【2019年3月1日…

映画『ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡』と、<みほーさん>が翻訳したミステリー『彼女のかけら』(3月16日)。

3月16日、土曜日。 70年代のデヴィッド・ボウイをギタリストとして支えたミック・ロンソンのドキュメンタリー映画を、「新宿シネマカリテ」へ見にいく。 【映画 予告編】 ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡 途中電車のなかで眠かった。 でも音楽映画…

クリント・イーストウッド監督『運び屋』を見る(3月13日)。

3月13日、水曜日。 11時30分から、「イオンシネマ板橋」で、クリント・イーストウッド監督の『運び屋』を見る。 【映画 予告編】 運び屋 ★ 長く園芸の仕事に打ち込み、家族のことをかまわなかった90歳の男が、仕事に失敗し、家も差し押さえられる。長い間家…

「怒らなくていいのか?」

報道規制、言論弾圧、データ改ざん、統計の不正。もう、安倍政権のやりたい放題。 この政権は、国会を軽視し、記者の質問を規制する。メディアは、重要な真実を報道せず、国民の反応は鈍い。 わたしたちは、怒らなくていいのか? 報道弾圧・報道統制・自己規…

内田裕也さんが亡くなったんですね。

ビートルズが日本で人気が出た頃(1964年〜1966年)、ミュージシャン、文化人、学校の先生たちは、このバンドを忌み嫌いました。 ミュージシャンは「音楽的に最低」だといい、文化人は「集団狂気ではないか」といい、政治評論家は、「あんなものに神聖な武道…

ブライアン・フェリー、すばらしかった(3月13日)

3月13日、水曜日。 午前「イオンシネマ板橋」で、クリント・イーストウッド監督の『運び屋』を見る(これはまた別に感想をアップします)。 ラーメン『花月』で、ホッピーとラーメンでお昼。いったんアパートへ帰って睡眠補給。 ★ 夜は、午後7時から、渋谷の…

ブライアン・フェリーのライヴを見る(3月13日)。

きのう、渋谷のオーチャード・ホールでブライアン・フェリーのコンサートを見てきました。これがとてもよかった。官能と陶酔の甘美をきわめた音楽のなかに初期ロキシー・ミュージックがもっていた前衛的なパワーを秘めた曲をまじえて、1時間30分彼独特の音…

真山仁著『そして、星の輝く夜がくる』を読む。

そして、星の輝く夜がくる (講談社文庫)作者: 真山仁出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/12/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る これも、時間が経ってしまったので読書記録として。 読んだきっかけは、「3・11」の震災の日がくるから、と…

北村薫著『ターン』を読む。

ターン (新潮文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/06/28メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 636回この商品を含むブログ (179件) を見る もうだいぶ読んでから時間が経ってしまったので、簡単に読書記録として。 ★ 主人公の版画家・森真希…

ピーター・ファレリー監督『グリーンブック』を見る(3月5日)。

3月5日、火曜日。雨。 「イオンシネマ板橋」へ、アカデミー作品賞を受賞した、ピーター・ファレリー監督『グリーンブック』を見にいく。 映画『グリーンブック』予告編 人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア…

樹木希林の本『一切なりゆき』と映画『あなたはまだ帰ってこない』(3月3日)。

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)作者: 樹木希林出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/12/20メディア: 新書この商品を含むブログを見る 3月3日、月曜日。雨頻り。 渋谷Bunkamuraの「ル・シネマ」へ、フランス・ベルギー・スイス合作映画『あなた…