かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督『キングコング:髑髏島の巨神』を見る(4月1日)。

4月1日土曜日、イオン板橋の映画館で、ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督『キングコング:髑髏島の巨神』を見る。想像上のキングコングや怪獣・奇獣をどのように映像化するのか、という興味が見る動機。 この作品のキングコングはおそろしくデカい! いま…

桐野夏生著『バラカ』を読む。

バラカ作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/02/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 東日本大震災を素材にした壮大な構成をもつ小説。おもしろくて、読むのが遅いほうなのに、電子書籍で一気に読んだ。東日本大震災を題材に…

ナ・ホンジン監督『哭声 コクソン』を見る(3月25日)。

3月25日土曜日、新宿3丁目の「シネマート新宿」でナ・ホンジン監督の『哭声 コクソン』を見る。ひさしぶりに見る韓国映画だったが、おもしろかった。 ★ ふしぎな感覚をもった映画で、見た後、疑問符ばかりがいっぱい残った。それはこちらが話の展開を見損な…

『おとなの事情』と『逆行』をハシゴで見る(3月18日)。

3月18日土曜日、池袋駅で妻と待ち合わせ、新宿のシネマカリテへ、パオロ・ジェノベーゼ監督『おとなの事情』を見にいく。以前予告編を見て、たのしみにしていた作品。 ★ 仲のいい男女が、パーティで集まり、ゲームをはじめる。 <わたしたちは、秘密などない…

河合勇人監督、広瀬すず主演『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』を見る(3月14日)

3月14日火曜日、「イオン板橋」へ広瀬すず主演の『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』(タイトルが長い!)を見にいく。見たかった動機は、『海街diary』の広瀬すずが出ているから。 予告編が青春モノ(基本的に興味が薄い)ば…

太田記念美術館で「江戸の絶景〜雪月花」展を見る(3月11日)

車検で、クルマを板橋のトヨペットにあずけ、大山駅近くの居酒屋でホッピーを飲みながらランチ。 池袋で山手線に乗り換え、原宿の太田記念美術館へ「江戸の絶景〜雪月花」展を見にいく。東京のいまの都会の風景を頭のなかで比較しながら、浮世絵に描かれた江…

武者小路実篤著『友情』と『愛と死』を読む。

直木孝次郎著『武者小路実篤とその世界』を読んだのをきっかけに、武者小路実篤著『友情』と『愛と死』を読み返してみた。『武者小路実篤とその世界』は、研究書と思い出の記がまじったような1冊で、興味深く読ませていただいたけれど、感想はあらためて後日…

「デヴィッド・ボウイ大回顧展」を見にいく(3月4日)

3月4日土曜日、新橋駅西口で息子のNと11時に待ち合わせる。回転寿司で昼飯を食べてから、浜松町駅へいき、モノレールで天王洲へ、「デヴィド・ボウイ大回顧展」を見にいく。天王洲アイル駅を降りるのは、はじめて。駅の敷地が広いので、会場へ向かう降り口を…

原作『沈黙』と映画『沈黙』。

沈黙 (新潮文庫)作者: 遠藤周作出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/10/19メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 337回この商品を含むブログ (279件) を見る マーティン・スコセッシ監督の『沈黙』を見て、なにかものたりない気がしたので、原作になっている…

ハンネス・ホルム監督『幸せなひとりぼっち』と「河鍋暁斎展」を見る。

以前から興味はありながら、頑迷な老人が周囲のひとたちのあたたかい愛情で心をほぐしされていく、というような予告編から受ける予定調和のイメージがあって、見るのを保留していたが、2月27日の月曜日、時間ができたので見にいく。 上映館は、渋谷の小さな…

山田火砂子監督『母〜小林多喜二の母の物語』を見る(2月25日)。

2月25日土曜日、池袋で妻と待ち合わせ、新宿の「K's cinema」で、山田火砂子監督の『母〜小林多喜二の母の物語』を見る。三浦綾子の原作を先に読んでいたので、それをどう映画化するのか、とおもったけれど、ほぼ忠実。ただ、他の細かなこと、夫のこと、叔父…

石川慶監督『愚行録』を見る(2月19日)

2月19日の日曜日、妻と川越を出て、「イオン板橋」へ石川慶(いしかわ・けい)監督、妻夫木聡、満島ひかり主演の『愚行録』を見にいく。この映画はわたしより妻が乗り気で、川越の映画館でやってないので東武練馬まで見にくることになった。川越から東武練馬…

グザヴィエ・ドラン監督『たかが世界の終わり』を見る(2月18日)

有楽町駅中央口で、浦和に住む従妹(いとこ)と待ち合わせ、「ヒューマントラストシネマ有楽町」で、グザヴィエ・ドラン監督の『たかが世界の終わり』を見る。 自分の死期が近いことを家族に伝えるため、主人公のルイは12年ぶり郷里へ帰ってくるが、懐かしむ…

矢口史靖監督『サバイバルファミリー』を見る(2月11日)

2月11日土曜日、妻とイオン板橋の映画館で待ち合わせ、午前9時25分から矢口史靖(やぐち・しのぶ)監督の『サバイバルファミリー』を見る。 予告編を見ておもしろかったのと、大河ドラマの『真田丸』(三谷幸喜脚本)で、秀吉(小日向秀吉は絶品でした)を演…

森絵都著『みかづき』を読む。

みかづき作者: 森絵都出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/09/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (18件) を見る ネットか何かでおもしろいという情報を知って、電子書籍で読んでみる。三世代にわたる大河小説で、素材は教育というか塾経営者の話、と…

新橋演舞場で、二本の喜劇を見る(2月4日)

2月4日土曜日の午前、的場の家へ双子の孫に会いにいく。双子は、週1だけ通う幼稚園で習っているのか、「右手と左手をつないで」と歌いながら、ふたりで手をつなぎながら踊っていた。見ているだけでたのしい。 ★ 午後1時40分の的場駅発で、妻と新橋演舞場へ向…

遊川和彦監督『恋妻家宮本』を見る(2月3日)

2月3日金曜日、イオン板橋で遊川和彦(ゆかわ・かずひこ)監督の『恋妻家宮本』を見る。阿部寛が演じる二枚目半が好きなので、予告編を見たときから見たいとおもっていた映画。 子どもが独立して、再び夫婦ふたりだけで暮らすようになったところで起こる、中…

『島々清しゃ』と『東京ウィンドオーケストラ』をハシゴする(1月28日)。

新藤風監督、伊東蒼、安藤サクラ主演の『島々清しゃ(しまじまかいしゃ)』と、坂下雄一郎監督、中西美帆主演の『東京ウィンドオーケストラ』がどちらも新宿の映画館で、時間もうまくズレているのがわかったので、妻といっしょにハシゴすることにする。 最初…

三浦綾子著『母』を読む。

母 (角川文庫)作者: 三浦綾子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/06/01メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (21件) を見る 電子書籍で、三浦綾子著『母』を読む。山田火砂子監督、寺島しのぶ主演で、2月25日から『母ー小林多喜二の母』が…

マーティン・スコセッシ監督『沈黙ーサイレンスー』を見る(1月22日)。

1月22日(日曜日)の朝早く、妻と一緒に川越の家を出て、「山田うどん」で朝飯。「ウニクス南古谷」へ、9時20分から、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙ーサイレンスー』を見にいく。原作は遠藤周作の『沈黙』で、これは20代のころ読んで強い感動を受けた…

阿川弘之『雲の墓標』を読む。

雲の墓標 (新潮文庫)作者: 阿川弘之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1958/07/22メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (13件) を見る 20代の頃読んだ、阿川弘之『雲の墓標』を再読し、国家暴力の恐ろしさを考える。この小説に登場する学生は、海…

片渕須直監督の『この世界の片隅に』を見る(1月8日)

1月8日(日曜日)の午前、妻の運転で、娘と双子を連れ、川越市役所前の消防隊の出初式を見にいく。市役所前に着いて、娘が連絡すると、市役所へ休日出勤している娘の夫(双子の父)も外に出てきて、一緒に出初式を見る。 イラストや写真で見たことのある本物…

湯浅学著『21世紀のボブ・ディラン』から。

ボブ・ディランの21世紀 (CDジャーナルムック)作者: 湯浅学出版社/メーカー: 音楽出版社発売日: 2016/12/08メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る ボブ・ディランを50年以上聴いてきたけれど、このひとはわからないことが多い。というより、ほ…

夏目漱石著『硝子戸の中』に描かれた大塚楠緒子。

硝子戸の中 (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1952/07/22メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (35件) を見る 年末ひさしぶりに夏目漱石の『硝子戸の中(うち)』を読み直してみた。静かな心境で綴る淡々とし…

年末に『No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマ』を読む。

メッセージ&フォトブック No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマ作者: 『No Nukes ヒロシマナガサキフクシマ』編集部出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/04/16メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 今年最後に読んだ本。見開き2ページに、学生をはじ…