かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

見る

ジャン・ベッケル監督『ピエロの赤い鼻』(2003年)

ピエロの赤い鼻 [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2005/03/25メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (29件) を見る ミシェル・カンの世界的ベストセラー小説を『クリクリのいた夏』の名匠ジャン・ベッケルが映画化した珠玉…

山田洋次監督『小さいおうち』を見る。

1月26日日曜日。 朝、妻とジョナサンで朝飯。いっしょに「はつかり温泉」へ寄ってサッパリしてからから「ウニクス南古谷」へ。 きょうから公開の山田洋次監督『小さいおうち』を見にいく。 中島京子の原作を以前読んでいたので内容はわかっていたが、山田洋…

『トランス』、『クロニカル』〜早稲田松竹の映画2本立て(1月25日)

早稲田松竹へ、ダニー・ボイル監督『トランス』(2013年)とジョシュ・トランク監督『クロニカル』(2011年)を見に行く。 『トランス』が午前10時30分からの上映だったので、個人タクシーの仕事が終わって、少し眠っただけで、すぐ出かける。それでも、2本…

深田晃司監督『ほとりの朔子』と新年会(1月18日)

両国の江戸東京博物館「大浮世絵展」へいくか、渋谷のシアター・イメージフォーラムへ深田晃司(ふかだ・こうじ)監督『ほとりの朔子(さくこ)』を見にいくか迷っていたが、「大浮世絵展」は混んでそうな気がしたので、映画を見にいくことにする。 早めに練…

ジョニー・ウィンター「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」

ジョニー・ウィンターの来日公演チケットがとれた。 エリック・クラプトン ローリング・ストーンズ ボブ・ディラン この春、10代のころから聴いてきたひとが、相次いで来日する。懐のなかが心細いが、そんな贅沢な文句はいってられない(笑)。 この春、ジョ…

永井聡監督『ジャッジ!』(公開中)

1月13日(祝日)、東武練馬の「イオン板橋」へ、永井聡監督、澤本嘉光脚本、妻夫木聡主演の『ジャッジ!』を見にいく。 9時40分の回をネットで予約してあったので、朝、川越から忙しく出発。 ★ 映画は笑いの連続で、ひさしぶりによく笑った。笑いのツボがあ…

ケイト・ショートランド監督『さよなら、アドルフ』(公開中)

1月11日シネスイッチ銀座へ、ケイト・ショートランド監督『さよなら、アドルフ』を見にいく。 きょうから公開。11時10分の回に出かけた。試写会で見たひとを別にすれば日本でもっとも早く見たひとのひとりになる。だからどうだってこともないけど(笑)。 ラ…

ライアン・ホワイト監督『愛しのフリーダ〜ザ・ビートルズと過ごした11年間』(12月7日より公開中)

こんなビートルズに関連する映画が公開されているなんて、知らずにいた。きょう(12月9日)何か見たい映画をやってないかな、とタブレットで検索していて発見。時間もまだ間に合う。「角川シネマ有楽町」へ直行する。 「ザ・ビートルズ」の秘書を務めていた…

ポール・マッカートニー最終公演〜11月21日

午後4時半に、水道橋駅西口で、Sさんの奥さん(以下S奥さん)と待ち合わせて、そのまま近くの庄屋へ寄る。カキ鍋を食べながら乾杯! S奥さんとわたしは、1966年のビートルズ日本公演を見ている最古のビートルズ・ファンだ(笑)。 18日のコンサートに感激し…

ポール・マッカートニーと中村錦之助を見た日。

11月16日から池袋の新文芸坐で、「錦之助よ、永遠なれ!」という特集をやっている。 小学生の低学年のころ、東映時代劇のおもしろさに目覚め、チャンバラごっこに夢中だった。そして、誰もが中村錦之助や東千代之介に憧れていた時代・・・その10歳より前の小…

最近見た、3本の公開映画〜『世界を変えた男』『清須会議』『四十九日のレシピ』

このところ見た映画をブログにアップしないまま日にちが経ってしまった。 ブライアン・ヘルゲランド監督『世界を変えた男』は、息子のNからすすめられた。 大リーグ初の黒人選手ジャッキー・ロビンソン(1919年〜1972年)が、すさまじい偏見と差別を受けな…

里見弴・小津安二郎共同脚本『青春放課後』(1963年)

里見弴と小津安二郎が共同で、こんなテレビ・ドラマを作っていたとは? 何も知らなかったので、まずこのドラマが存在していたことにおどろいてしまった。 予備知識を得ようとネットを検索してみたら、宮本明子「『青春放課後』制作の過程」というのがヒット…

是枝裕和監督『そして父になる』(公開中)

10月5日土曜日、イオン板橋の5階で、中板橋の姉の家に泊まった妻と、9時50分に待ち合わせる。映画『そして父になる』は、10時から。 前日にインターネットでチケットを2枚予約してあったが、発券機に番号を入力しても2度3度はじかれてしまうのはなぜ?・・・…

懐かしのテレビ・シリーズ『ミステリーゾン』を見る

隔週刊 ミステリー・ゾーンDVDコレクション 2013年 9/18号 [分冊百科]出版社/メーカー: アシェット・コレクションズ・ジャパン発売日: 2013/09/04メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る 最近『ミステリーゾン』がDVD化され、季刊の間隔で発売され…

ザック・スナイダー監督『マン・オブ・スティール』(公開中)

子供のころ、テレビ・シリーズで見ていた『スーパマン』(1952年〜1958年)の余韻で、映画化されるとすぐ見たくなる。 あのテレビ・シリーズは、大好きだった。最高視聴率が74%あったというのだから、わたしのような熱心なファンがたくさんいたのだろう*1。…

河合勇人監督『鈴木先生』(2012年)

映画 鈴木先生 豪華版 [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2013/07/05メディア: DVDこの商品を含むブログを見る DVDをレンタルして見る。 原作もドラマも見てないので、鈴木先生役の長谷川博己も、小川蘇美(おがわ・そみ)役の土屋太鳳(つちや・たお)…

降旗康男監督『少年H』(公開中)

] ねらったわけではないけれど、時間ができたので、8月15日の終戦記念日に、降旗康男監督『少年H』を見る。 ★ 多くの戦争は、たいてい最初は静かにはじまる。生活への影響はまだ少なく、どこか遠いところで起こっているような気がする。みんな勇ましい言動で…

沖田修一『横道世之介』(2012年)

[rakuten:es-toys:10636133:detail] 原作がおもしろかったので、DVDをレンタルして見る。 ストーリーはほぼ原作通りに展開していく。世之介(高良健吾)も祥子(吉高由里子)も、小説で読んだイメージを崩されずに、楽しく見られた。祥子は、吉高由里子の可…

宮崎駿監督『風立ちぬ』(公開中)

アニメーション映画が苦手で、宮崎駿作品をちゃんと見るのも初めて。予告編を見て、この作品は見たくなった。大正・昭和の日本の歴史がどのようにストーリーにからむのか、興味があった。 アニメーションで描かれる人物は、マンガのラインそのものなのに、背…

フィリップ・リオレ監督『マドモワゼルー24時間の恋人ー』(2001年)

マドモワゼル −24時間の恋人− [DVD]出版社/メーカー: タキ・コーポレーション発売日: 2008/07/01メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る サンドリーヌ・ボネールの映画が見たくなり、DVDをレンタル。 これまでに、同じくフィリップ・…

内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』(2012年)

鍵泥棒のメソッド [DVD]出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2013/05/10メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (46件) を見る 解説: 『アフタースクール』の内田けんじが監督を担当した、さまざまな要素が詰め込まれた予測不能の娯楽…

大森立嗣監督『さよなら渓谷』(公開中)

吉田修一の原作は以前読んでいたので、映画も見たいとおもっていた。6月22日土曜日、10時15分の第1回目の上映を見るつもりで、朝早く東武練馬のアパートを出て、新宿の「武蔵野館」へいく。 午前9時半に着いたら、もうひとの列ができていた。階段を上って、…

上野で「夏目漱石の美術世界展」を見る(5月18日)

息子のN(33歳)と上野公園口で待ち合わせ、 東京藝術大学大学美術館へ「夏目漱石の美術世界展」を見にいく。 10代のころから夏目漱石は愛読していたが、美術との関係についてほとんど何も知らなかった。それが企画者の説明を聴いて、よくわかった。漱石がた…

原恵一監督『はじまりのみち』(公開中)

『二十四の瞳』などさまざまな傑作を世に送り出し、日本映画の黄金期を築いた木下恵介監督の生誕100年記念作。戦時中、同監督が病気の母を疎開させるためリヤカーに乗せて山越えしたという実話を軸に、戦争という時代の荒波に巻き込まれながらも互いを思いや…

石川寛監督『ペタル ダンス』(公開中)

4月28日土曜日、中板橋へ泊った家人と池袋で待ち合わせ、新宿武蔵野館10時45分からの石川寛監督『ペタルダンス』を見にいく。 学生時代から友達のジンコと素子は、6年間会っていなかったクラスメートのミキが、入水自殺未遂を起こしたことを知る。ミキを訪ね…

ティム・クリステンセン『ピュア・マッカートニー』

ピュア・マッカートニー(初回生産限定盤)(DVD付)アーティスト: ティム・クリステンセン出版社/メーカー: SMJ発売日: 2013/03/27メディア: CDこの商品を含むブログ (6件) を見る ビートルズ解散後もまだその残照の強烈に残る1971年。『マッカートニー』に次ぐ…

石井裕也監督『舟を編む』(公開中)

4月13日土曜日、ウニクス南古谷で、9時30分の回を見る(家人といっしょ)。 ★ 辞書「大渡海」を、15年という長い歳月をかけて完成させていく話で、それにかかわるひとたちの気長な奮闘ぶりをあたたかく描いている。 その出版社内では、ほとんどあるかないか…

サーシャ・ガバシ監督『ヒチコック』(公開中)

4月7日土曜日の朝、雨はまだたいしたことなかったが、ときおり強い風が吹いている。空はあやしい色で、不規則に黒くよどんでいた。 この日の関東地方は、夜から明日の午前中にかけて激しい暴風雨になると天気予報が警告していた。それで川越へ帰る前にアンソ…

『ジャックと天空の巨人』と「湯けむり横丁」(3月31日)

昼頃、長男のナオヤと、大宮・三橋の日帰り温泉「湯けむり横丁」で待ち合わせることにする。ナオヤは、大宮駅から「湯けむり横丁」の送迎バスでくる。 その前に家人と、南古谷の映画館へ、ブライアン・シンガー監督『ジャックと天空の巨人』(午前9時10分か…

和泉聖治監督『お日柄もよくご愁傷さま』(1996年)

結婚式にお葬式、娘の出産や自分のリストラ、さらには家庭内の問題など、次から次へと起きる騒動を通して、家族の絆を見つめ直す中年サラリーマンの姿を描いたハートフル・コメディ。 (「goo映画」より) 「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本〜喜劇編」…