かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

見る

成島出監督『草原の椅子』(公開中)

東日本大震災以後の東京。カメラメーカーに務める遠間憲太郎(佐藤浩市)は、取引先である『カメラのトガシ』社長の富樫(西村雅彦)と親しくなり、心を通わせるようになっていく。互いに本音を語り合い、これからの人生をどう歩んでいくのかを模索するうち…

リンゴ・スターを見た日(2月25日)

きょうは、リンゴ・スターのコンサートを見るため完全休業の1日にする。 朝、川越を出て池袋で丸ノ内線に乗り換え、後楽園で下車。「小石川後楽園」へいってみる。丸ノ内線の「後楽園駅」からは、入口が遠いのを歩きながら思い出した。 空は晴れていても風が…

きょうからリンゴ・スターの日本公演がスタート!

もうすぐリンゴに会える。

山田洋次監督『東京家族』(公開中)

先週の土曜日、1月19日の公開初日に見る。 小津安二郎監督の名作に山田洋次が取組む、それを聞いたときから、ずっと楽しみにしていた。 『東京家族』は、隅々に小津安二郎監督の『東京物語』の痕跡を残しながら、現代版として作り直されていく。オリジナル作…

番匠義彰監督『抱かれた花嫁』(1957年)

松竹の大型映画、本格的第一作。システムは“松竹グランドスコープ”(タテ・ヨコ比一対二・三五)。明朗喜劇花嫁シリーズの第一作でもある。「土砂降り」の共同脚色者の一人、椎名利夫と「踊る摩天楼」のこれも共同脚色者の一人、光畑碩郎の合作シナリオを「…

フィリップ・リオレ監督『君を想って海をゆく』(2009年)

君を想って海をゆく [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2011/07/08メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る ロンドンに住む恋人に会うため、ドーバー海峡を泳いで渡ろうとするクルド難民の少年と、海峡の町に住む水泳コーチとの…

福田晴一監督『二等兵物語 女と兵隊・蚤と兵隊』(1955年)

この映画は、小さなころ見た記憶がある。1955年といえば、わたしは6歳のころだ。公開と同時に見たのか、少し遅れて見たのか、わからないが、たしかに熊谷の映画館で父と見ている。 そのころ、映画は、時代劇と喜劇が好きだった。 喜劇では、伴淳・アチャコの…

山田洋次監督『男はつらいよ 柴又慕情』(1972年)

第9作 男はつらいよ 柴又慕情 HDリマスター [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2008/08/27メディア: DVD購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (15件) を見る 寅さんと会いたくなり、ひさしぶりに見る。もうこの作品を何回見たかわからない。20回は…

久松静児監督『警察日記』(1955年)

警察日記 [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2005/04/21メディア: DVD クリック: 9回この商品を含むブログ (19件) を見る 白黒画像の美しい、いい映画だった。 森繁久弥、三國連太郎、三島雅夫、織田政雄、伊藤雄之助など、懐かしい俳優たちが若い! この映…

レッド・ツェッペリン『祭典の日(奇跡のライヴ)』

祭典の日(奇跡のライヴ)デラックス・エディション(2CD+DVD+ボーナスDVD)アーティスト: レッド・ツェッペリン出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2012/11/21メディア: CD購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (11件) を見る 10…

『レイン〜ビートルズに捧ぐ』を見る

11月24日、午後1時から「渋谷ヒカリエ」で見る。 チケットが前から2列目だったので、ライブは間近で楽しめたが、ビートルズの4人に似ているところも似てないところも、全部見えてしまった。 しかし、演奏の水準は高く、全編楽しめた。 ポールは、ポスターで…

井筒和幸監督『黄金を抱いて翔べ』(公開中)

高村薫の同名小説を「パッチギ!」「ヒーローショー」の井筒和幸監督が映画化。大阪を舞台に、金塊強奪計画を企てた6人の男たちの生き様を、ミステリーとアクションを交えて描き出す。出演は「悪人」の妻夫木聡、「バトルシップ」の浅野忠信、井筒監督作品に…

阪本順治監督『北のカナリアたち』(公開中)

湊かなえの小説『往復書簡』の一編『二十年後の宿題』を原案に、「大鹿村騒動記」の阪本順治監督が映画化。ある事件を機に離れ離れになった女教師と6人の生徒たちそれぞれが抱える後悔や心の傷を描く。 (「goo解説」より) 公開2日目、「ウニクス南古谷」で…

犬童一心・樋口真嗣監督『のぼうの城』(公開中)

戦国末期、豊臣秀吉、石田三成の2万の軍勢に屈せず、たった500の兵で抗戦し勝利した実在の武将─天下統一目前の豊臣秀吉にケンカを売った“のぼう様”こと成田長親の姿を描く。 (「goo解説」より) 「ウニクス南古谷」で、初日に見る。 この映画の舞台になって…

カレル・ゼマン監督『前世紀探検』(1955年、チェコスロヴァキア)

最初テレビで見たのは、小学生のころだった。不思議な感銘を受けたのに、タイトルも思い出せず、映像の断片だけが記憶に残った。 恐竜映画でも、『恐竜百万年』や『地底探検』のような有名映画は、それからもテレビでよくやったのでなんども見ている。 が、…

周防正行監督『終の信託』(公開中)

10月27日の初日、東武練馬の「ワーナー・マイカル・シネマズ板橋」で見る。2回目の12時25分から見たが、空席が多かった。 ★ 「終の信託」は、「つい・の・しんたく」と読む。周防正行(すおう・まさゆき)監督の『それでもボクはやってない』(2006年)に続…

レッド・ツェッペリン『祭典の日』を見た!(10月17日)

[asin:B009ENYAKK:image] 午後6時ころ、渋谷駅へ着く。雨が降っていた。 映画がはじまるまで時間があったので、「TOHOシネマ」へ寄って、チケットの自動発券をすませてから、近くの飲食店が並んだ路地を散策してみる。 ★ レッド・ツェッペリンの一夜限りの…

平川雄一朗監督『ツナグ』(公開中)

東武練馬の映画館で見る。 「梅ちゃん先生」のノブ(松坂桃李)と樹木希林が共演するとどんな映画になるのか、見に行く。 ただ予告編を見て、作品のあらましが想像できてしまうような気がした。それを裏切ってほしい、とおもう。しかし、ほぼ予想通りの感触…

ロマン・ポランスキー監督『おとなのけんか』(2011年、アメリカ映画)

おとなのけんか コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2012/07/11メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (23件) を見る DVDで見る。 子どもたちのけんかを、おとなの寛容さで、なご…

デブラ・グラニック監督『ウィンターズ・ボーン』(2010年)

ウィンターズ・ボーン スペシャル・エディション [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2012/04/03メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (13件) を見る サンダンス映画祭でグランプリ&脚本賞の2冠に輝き、アカデミー賞では作品賞、主…

早稲田松竹で、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の『イゴールの約束』と『少年と自転車』を見る(9月22日)

10時50分が初回上映なので、東武練馬のアパートを10時前に出る。小雨が降っていた。仕事から帰って30分くらいしか寝ていないので、あきらかに寝不足だ。 高田馬場駅の構内で立ちそばを食べる。 ★ 上映10分くらい前に早稲田松竹へ着いた。 これまでダルデンヌ…

ブロードウェイミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』(9月15日)

9月15日の昼、池袋の居酒屋でお昼を兼ねて飲んでいたら、家人から「いま池袋。」というメールがくる。もとは渋谷で待ち合わせていたが、池袋で合流して、会場の渋谷「東急シアターオブ」へいく。 この会場ははじめてで、エレベーターで11階まで昇ろうとし…

西川美和監督『夢売るふたり』(公開中)

赤羽の立呑み「いこい」で焼酎ハイボールを4杯。いい気持ちで埼京線に揺られながら、川越へ帰る。 川越駅へ家人が迎えにきていたので、クルマでウトウトしながら、「ウニクス南古谷」へ。次の上映時間12時15分まで、1時間半ほど待ち時間があったので、家人は…

降旗康男監督『あなたへ』(公開中)

9月1日、赤羽の立呑み「いこい」で飲んでから、川越駅で家人と待ち合わせる。家人の運転で「ウニクス南古谷」へ。 降旗康男監督『あなたへ』(主演高倉健)を見る。 ★ 北陸の刑務所に指導技官として勤務する倉島英二は、亡くなった最愛の妻・洋子が生前にし…

伊丹十三監督『タンポポ』(1985年)

タンポポ [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2005/09/22メディア: DVD購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (95件) を見る 「山田洋次監督が選ぶ〜」を録画してみる。 山崎努、宮本信子、役所広司、渡辺謙・・・とみんな…

ひさびさに名画座へいく(8月25日)

こう連日暑いと、なかなか散歩へ出かける気になれない。それで、どこか出かけるとなると、やっぱり映画館へ気持ちがいってしまう。 こんかいは、早稲田松竹の2本立てに興味がわいた。 ペドロ・アルモドバル監督『私が、生きる肌』と、スティーヴ・マックィ…

ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』(公開中)

ドキュメンタリー「愛しきソナ」で知られる在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督が、自らの体験を題材に、国家の分断によって離れ離れになった家族が傷つきながらもたくましく生きていく姿を描いたドラマ。 北朝鮮の「帰国事業」により日本と北朝鮮に別れて暮…

渋谷実監督『好人好日』(1961年)

好人好日 SYK-116 [DVD]出版社/メーカー: 松竹映画 コアラブックス発売日: 2012/03/01メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 渋谷実監督の映画を見るのは、これで3本目です。 『自由学校』(1951年)、『本日休診』(1952年)といま…

山下敦弘監督『苦役列車』(公開中)

原作西村賢太(にしむら・けんた)、監督山下敦弘(やました・のぶひろ)、という組み合わせで楽しみにしていた作品でしたが、近くの映画館で上映してないので、公開から2日後の7月16日に、有楽町で見てきました。 西村賢太の小説は、徹底的にダメな「自分」…

蜷川実花監督『ヘルター・スケルター』(きょうから公開)

きょうから公開になる映画では、この作品と山下敦弘監督『苦役列車』を見たい、とおもっていますが、『苦役列車』の方は近くの映画館でやってないので、きょうは先に『ヘルター・スケルター』を見てきました。 蜷川実花(にながわ・みか)監督は以前『さくら…