かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

深視力の検査では、いつも苦労してきました。

5年目の免許更新で、鮫洲試験場へ。 個人タクシーを生業(なりわい)にしているので、二種免許の更新には、普通免許プラス深視力の検査を突破しなければならない。 これが意外に難問で、二種免許をとることになった最初から何度も「不合格」を味わい、情けな…

新宿で焼身自殺未遂。その男性の伝えようとしたメッセージは!

このところ永田町の官邸前では、「集団的自衛権行使の容認」への大規模な抗議デモが続いているが、報道の扱いはきわめて小さい。 そして今度は、ひとりの男性が、新宿南口で、「集団的自衛権の行使容認への抗議」、「特別秘密保護法案の反対」などを呼びかけ…

ジョエル、イーサン・コーエン監督『インサイド・ルーウィン・デイヴィス〜名もなき男の歌』(公開中)

6月29日(日曜日)、「TOHOシネマズ・シャンテ」へ、11時40分から上映の、コーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』を見にいく。 1960年代はじめのころ、ニューヨークのグリニッジビレッジが舞台。となれば、まっさきにボ…

日本の誇れる平和憲法をこんな簡単に捨てていいのだろうか?

最小限の自衛のためになら、なぜ個別的自衛権でだめなのか。聞くたびに、言っていることが二転三転する。 安倍晋三の、まるで子供だましのような記者会見を聞いていて、呆れるばかりだった。 このひとは、2020年のオリンピック誘致のときも、「福島の原発事…

次は徴兵制度の復活・・・?

権力者を縛るはずの憲法が、権力者から、こうもやすやすと骨抜きにされるとは、わたしたち国民が甘く見られているとしか思えない。 自衛隊が海外で武力行使をすれば、銃撃が飛び交い、いつか犠牲者が出るし、こちらも相手を殺さなければならないだろう。戦後…

山下敦弘、今泉力哉監督『午前3時の無法地帯』を見る。

山下敦弘監督のファンなので、レンタルビデオ屋さんの山下監督の棚を見ていたら、この作品をみつけた。劇場映画ではないらしい。 「beeTVで配信が開始された」と説明にあるけれど、じつは「beeTV」がどういうものかもわからない。 ★ とにかく山下敦弘監督が…

中島哲也監督『渇き。』を見る。

監督は『下妻物語』、『告白』の中島哲也。出演は、役所広司、妻夫木聡・・・これは見なくちゃ。おもしろくない、わけがない。 というわけで、前日にネットで、妻と私の二人分を予約。6月28日の初回を、ウニクス南古谷へ見に行く。 ★ この映画『渇き。』、結…

ビートルズを聴きはじめて、半世紀!

このレコードがはじまりのはじまりだった・・・ 1964年の春、ラジオから聴こえてきた「ツイスト&シャウト」が、ビートルズを知るきっかけ。ほとんどこの1曲で、ビートルズに夢中になった。途中の「ウヮー!」という叫びにしびれた。こういう叫び声をあげる…

熊切和嘉監督『私の男』(公開中)を見る。

前日にオンラインで予約しておいて、池袋HUMAXシネマズで、午前10時から、熊切和嘉監督『私の男』を見る。 主演は、浅野忠信と二階堂ふみ。男と女の濃密な作品になるのでは、と期待していたけれど、やっぱり見ごたえがあった。浅野忠信のうまさは予想してい…

ダーレン・アロノフスキー監督の『ノア約束の舟』を見る(6月14日)

6月14日(土曜日)の9時45分から、イオン板橋で、ダーレン・アロノフスキー監督、ラッセル・クロウ主演の『ノア約束の舟』を見る。 旧約聖書の世界がどのような映像で視覚化されるか、楽しみにしていったが、まずまずおもしろかった。ただこういうスペクタル…

窪美澄著『雨のなまえ』が、おもしろい。

雨のなまえ作者: 窪美澄出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/10/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (17件) を見る 巻末に《2009年「ミマクリ」で第8回女による女のためのR-18文学賞を受賞しデビュー》と記載されているとおり、収録の…

中国は安倍晋三の味方?

安倍晋三が、ここへきて、なりふり構わず集団的自衛権をゴリ押ししようとしている。言っていることもコロコロ変わる。もう、説明の体裁をなしていない。 そこへまた、中国軍機が自衛隊機に異常接近してきた、というニュースが入ってきた。安倍晋三にとって、…

ポール・W・S・アンダーソン監督『ポンペイ』を見る(6月6日)

イオン板橋で10時5分からポール・W・S・アンダーソン監督『ポンペイ』を見る。こういう歴史劇や神話映画への興味は、10代のころ『ベンハー』や『天地創造』を夢中になって見たその名残りだろう。 こういう作品の場合は、登場人物の造形が類型的だとか、スト…

矢口史靖監督『WOOD JOB!(ウッジョブ)ー神去なあなあ日常ー』を見る(5月25日

神去なあなあ日常とは編集三浦しをんによる小説作品。 高校卒業と同時に三重県の山村・神去町に放り込まれた平野勇気を主人公に、林業の現場に生きる人々の1年間のドラマを描く。 2010年度本屋大賞第4位を獲得。 2013年、矢口史靖監督によって『WOOD JOB!〜…

石井裕也監督『ぼくたちの家族』を見る(6月1日)

川越から車を走らせて(運転は妻)、入間の映画館で石井裕也監督『ぼくたちの家族』を見る。 ★ 長塚京三、原田美枝子、妻夫木聡、池松壮亮という出演陣だけ見てもおもしろくないわけがない、とおもいながらも、不安なのは、<バラバラだった家族が、母の病気…

矢口史靖監督『WOOD JOB!(ウッジョブ)ー神去なあなあ日常ー』を見る(5月25日)

池袋HUMAXシネマズで、9時45から『WOOD JOB!(ウッジョブ) ー神去なあなあ日常ー』を見る。以前予告編を見たときは、見たいという気持ちが起こらなかったが、ラジオに監督自身出演したり、またそれとは違う番組で、この映画を見た感想を聞いたりしているうち…

ポール・マッカートニーは、快癒したのかな。

思いがけずの日本の全公演中止。前回のコンサートが、ものすごいライブだっただけに、もう一度あれを体験できるのだ、と盛り上がっていたので、がっかりした。しかし、いまはポールが元気になって、再び日本へやってくるのを期待しようという気持ちになって…

新池袋文芸坐にて川島雄三監督の映画を2本見る(5月19日)

仕事へ行く妻に送ってもらって、9時過ぎの東武東上線で、池袋の新文芸坐へいく。いま、ここでは川島雄三監督の特集をやっている。 この日は、『銀座二十帖』と『女であること』の2本。 『銀座二十帖』(1955年)は、月丘夢路、三橋達也、北原三枝、浅丘ルリ…

ポール・マッカートニーのコンサートが中止に!(5月18日)

待ちに待ったポール・マッカートニーのコンサートの日だったが、朝知人からのメールできのうの初日が中止だったことを知り、不安なまま午後になった。 午後3時ころ、娘の住んでいる西川越駅で上り電車を待っていると、知人のSさんから「もう会場にきています…

長男Nの結婚披露宴へ出る(5月17日)

川越でNの結婚披露宴。新婦Aの両親も名古屋からくる。午前9時からスタートで、なかなか楽しい披露宴だった。妻やNやいとこたちは、最後に回ってくる、両家を代表してのわたしのあいさつに不安が集まっていたが、書いてきたものを読み上げて、なんとかお茶を…

呉美保監督『そこのみにて光輝く』を見る(5月3日)

5月3日、朝シャワーを浴び、テアトル新宿へ『そこのみにて光り輝く』の初回上映を見にいく。昨夜ネットで座席を予約してあったので、紀伊国屋で本を立ち読みしたりして、時間ギリギリに着く。 ★ 『海炭市叙景』の原作者、佐藤泰志の三島由紀夫賞候補となった…

大場健治著『銀幕の恋 田中絹代と小津安二郎』

銀幕の恋 田中絹代と小津安二郎作者: 大場建治出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2014/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 「あとがき」によれば、著者は、はじめタイトルを「小説 田中絹代」と、考えていたという。 事実の集積ではあっ…

朝井まかて著『すかたん』読了。

すかたん (講談社文庫)作者: 朝井まかて出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 電子書籍で読了。新鮮な時代小説だ。 他の作品にも共通する、この作者独特のめげない明るさをもつ女性がこの小説でも、主…

映画、散歩、ライブ(ジョニー・ウィンター)の長い1日(4月19日)

朝シャワーを浴びて新宿へ向かう。新宿ピカデリーで、スティーヴン・フリアーズ監督『あなたを抱きしめる日まで』の初回を見る。 朝個人タクシーの仕事からもどって、少ししか寝ないまま出てきたので、眠い。前半気がついてみると意識がうっすらして、睡魔に…

青木理『誘蛾灯』を読む。

誘蛾灯 鳥取連続不審死事件作者: 青木理出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る 著者名の青木理は、「あおき・おさむ」と読む。 ★ ひとりの太った女性(上田美由紀)の周辺で、彼女と交際のあった男…

新文芸坐の2本『陽だまりの彼女』、『麦子さんと』を見る(4月8日)

きのうボブ・ディランのライブへいったので、きょうの朝の仕事は休み。 朝起きてシャワーを浴び、新文芸坐へ、気になっていた吉田恵輔監督『麦子さんと』(2013年)を見にいく。 併映は三木孝浩監督の『陽だまりの彼女』(2013年)。こちらは、監督も作品も…

早稲田松竹とボブ・ディランのライブをハシゴする(4月7日)

朝9時過ぎの東武東上線で、川越から都心へ向かう。高田馬場駅で降りて、映画がはじまる時間まで、コーヒーを飲みながら読みかけの青木理(あおき・おさむ)著『誘蛾灯』を読む。題材は複数の男が不可解な死を遂げた「鳥取連続不審死事件」。 誘蛾灯 鳥取連続…

ボブ・ディランのライブが3月31日からスタートした!

ボブ・ディランのライブがはじまった。最近のライブのレポートを読むと、ディランはほとんどセットリストを固定化しているようだけれど、日本でもそれは変わらないようだ。 ディランのライブの魅力のひとつは、日替わりで演奏曲目が変わっていくことでもあっ…

ポール・マッカートニー再来日のニュースにびっくり!!

朝まだ田町駅で仕事をしていたら、ポール・マッカートニー再来日の知らせが知人ふたりから届く。メールでやりとりしていても落ち着かないので、早めに仕事を切り上げて早々に帰宅。 ビートルズ・クラブでは、先着順の受付けをやっていたので、頼まれていた4…

スティーヴ・マックイーン監督『それでも夜は明ける』(公開中)

3月21日金曜日、東武練馬駅の「イオン板橋」で、11時20分からの『それでも夜は明ける』を見る。 「自由黒人」でありながら、騙され奴隷に売られてしまったひとりの男の過酷な12年間が描かれていく。 奴隷とか人種差別とか、頭ではわかっているようでいて、実…