かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

原田眞人監督『駆込み女と駆出し男』を見にいく(5月18日)

川越駅へ妻にクルマで送ってもらい、東武練馬駅のイオン板橋で、井上ひさし原作、原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』(9時50分〜)を見る。 駆け込み寺・東慶寺が舞台というのも見たかった要因。おもしろかったら、井上ひさしの原作『東慶寺花だより』も…

ボッティチェリ展と旧古河庭園のバラ、そして王子のおでん屋さんへいく(5月13日)

5月13日、時間ができたので、渋谷bunkamuraでやっている「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」を見にいく。平日なので、それほど混んでなくて、絵の横の解説を読みながらゆっくり見る。この時代の絵は写実性が強いので、美術的な感性や知識が…

白井聡さんのインタビュー記事(雑誌「SIGHT」の最新号から)

電車のなかで、『永続敗戦論』の著者白井聡(しらい・さとし)さんのインタビューを読む。耳の痛い発言が多いけれど、こうハッキリいってくれるひとがいま少ないので、むしろ痛快。★ 集団的自衛権の法整備で、日本は戦争に巻き込まれる? 安倍政権成立以来、…

ミシェル・アザナヴィシウス監督『あの日の声を探して』を見る(5月10日)

「よさそうな映画だよ」といって、妻が録画しておいてくれた映画紹介のテレビ番組を見たら、なるほどおもしろそうだ。おもしろそうだ、という表現はこういう映画には適切でないけれど・・・。 公開は4月24日。まったくノーマークで、映画の存在自体知らなか…

あしかがフラワーパークへ藤を見に行く(5月4日)

連休中、唯一遠出をしたのは、5月4日の「あしかがフラワーパーク」。ひさしぶりに、あの長く垂れさがる藤の下をくぐってみたくなった。 妻とふたり、クルマで川越を出る。午前6時ころには出発したいとおもっていたけれど、前日の夜、熊谷へいって弟と飲んだ…

デイミアン・チャゼル監督『セッション』を見る。

5月2日、歌舞伎町の「TOHOシネマズ新宿」へ、デイミアン・チャゼル監督の『セッション』を見にいく(11時30分からの回)。早めに着いたので、近くの回転寿司でビールを飲みながら朝飯。 ネットで予約してあったので座席の心配はなかったが、本編がはじまるこ…

ポール・マッカートニーのコンサートを見る〜4月25日東京ドーム。

12時に御徒町駅で長男のN(34歳)と会い、ラーメン屋さんで昼飯。アメ横を上野まで歩いて、銀座線→東西線で、竹橋の東京国立美術館へいく。Nは片岡球子展、わたしは常設展をそれぞれ見る。学芸員の女性から、岸田劉生、藤田嗣治などの絵の説明を受けた。 午…

ジョン・リドリー監督『JIMI:栄光への軌跡』を見る。

4月18日、妻と池袋で待ち合わせ、有楽町スバル座へジョン・リドリー監督『JIMI:栄光への軌跡』を見にいく。夭折した天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスを描いた映画。ネットで予告編を見て、ワクワクしていた作品。 映画がはじまってからもそのワクワク感…

松尾スズキ監督『ジヌよさらば かむろば村へ』を見る。

4月16日、時間ができたので、「イオン板橋」へ松尾スズキ監督『ジヌよさらば かむろば村へ』を見にいく。映画の内容よりも、松田龍平、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行などの出演する俳優陣にひかれた。ただ阿部サダヲは、いままでの印象として演技が過剰す…

成島出監督『ソロモンの偽証 後編・裁判』を見にいく。

4月11日、アパート近くの「イオンシネマ板橋」へ、公開初日の成島出(なるしま・いずる)監督『ソロモンの偽証 後編・裁判』を見にいく。 ★ 宮部みゆきのミステリー巨編を映画化した『ソロモンの偽証』の後編。男子生徒の転落死により動揺が広がる中学校内で…

上野へ仏像と桜を見にいく

東京国立博物館でやっている「みちのくの仏像」が4月5日に終わってしまうので、前日の4月4日に見にいく。鶯谷駅で下りて、博物館まで歩いた。 混雑していたらいやだな、と思っていたらそうでもなかった。仏像の良し悪しはわからないが、見るのは嫌いでない。…

4月!〜ポールの来日とリンゴのニュー・アルバムがうれしい!

ポールのチケットが届いた。いよいよコンサートまで1カ月を切ったのだ。 2013年の日本公演は、わたしの人生でこれが生ポールを見る最後になるだろう、という、悲壮な覚悟を抱いて見にいったものだから、最終公演が終わった後は、疲れてしまった。 ライブを見…

「八紘一宇」発言の次は、首相が自衛隊を「わが軍」と呼ぶ。

今は、戦中か? こんな怖い政権に好き放題なことをされて、この国はどこへ向かうのだろう?

奥田英朗著『沈黙の町で』を読む。

沈黙の町で作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/07/02メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 家人が「読みおわるのがもったないくらいおもしろいよ」というので、電子書籍で読んでみる。 ★ 中学2年の男子生徒が部室棟の屋上か…

娘に双子の女の子誕生(1年前、2014年3月18日のメモから)

3月18日、娘が川越の病院で双子の女の子を産んだ。娘の夫、夫の両親、母(わたしの妻)は、病院に詰めて双子の誕生を待ったが、わたしは病院には行かず、ふだん通り仕事に出た。 妻から無事出産のメールが届いたが、そのあと娘は、なかなか病室から出てこな…

フォン・シャオガン監督『唐山大地震』を見る(3月19日)

3月19日の朝、古いクルマ(マークX)を池袋のトヨペットに届ける。明日新しいクルマ(プリウス)を引き取りにいく予定。 ★ 時間を見ると午前10時。11時の上映に間に合うので、フォン・シャオガン監督『唐山大地震(とうざんだいじしん)』を見るため、東銀座…

越生の梅林へいく(3月15日)

3月15日、川越の家からクルマで越生梅林へいく。午前9時頃梅林の駐車場へ着いたので、道路も梅林の駐車場も混んでなかった。 2年前は、Yさんと越生駅から50分ほど歩いてきたので、梅を見ながらビールとお酒を飲んだが、きょうはクルマなので自粛。梅林のなか…

「過去ときちんと向き合う」(朝日新聞、メルケル首相の講演から)

数週間前に亡くなったワイツゼッカー元独大統領の言葉を借りれば、ヨーロッパでの戦いが終わった日である1945年5月8日は、解放の日なのです。 それは、ナチスの蛮行からの解放であり、ドイツが引き起こした第2次世界大戦の恐怖からの解放であり、そし…

成島出監督『ソロモンの偽証<前篇・事件>』を見る(2月27日)

時間ができたので、「イオン板橋」で午前9時40分から、成島出監督の『ソロモンの偽証<前篇・事件>』を見る。以前、成島出監督の『八日目の蝉』に感動を受けていたので(永作博美の哀しみがひしひしと伝わってくる名作だった)、学園ドラマではあったけれど…

知人夫妻と川越の街を歩く(3月1日)。

千葉のSさん夫妻と3月1日に会うことになっていた。川越を散歩したい、という希望だったけれど、あいにくの冷たい雨。それでも、川越散歩を決行する。クルマを市街のパーキングに停め、そこから傘をさしての散歩。 雨のなか蔵づくりの町を歩いてみたが、意外…

廣木隆一監督『娚の一生』を見る(2月22日)

川越街道の「ジョナサン」で朝食をとり、午前8時から上福岡の「はつかり温泉」で1時間ほど朝風呂にはいる。 いつになく気ぜわしいのも、そのあとに「ウニクス南古谷」で、午前9時50分から廣木隆一監督『娚(おとこ)の一生』を見るため。移動はクルマ、運転…

クリント・イーストウッド監督『アメリカン・スナイパー』を見る(2月21日)

2月21日、妻とイオン板橋で待ち合わせて、クリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』を見る。アクション戦争映画は興味がないし、勇気を礼賛するような映画はもっと嫌い。だから、これがイーストウッド監督の作品でなければ、戦争ヒーローも…

山下敦弘監督『美園ユニバース』を見る(2月14日)

川越の映画館でやってなかったので、若葉駅の近くにある「シネプレックスわかば」へ、山下敦弘監督の『美園ユニバース』を、妻といっしょに見にいく。 山下敦弘監督は、インディーズ時代からのファンで、『どんてん生活』(1999年)、『ばかのハコ船』(2002…

松岡錠司監督『深夜食堂』を見にいく(2月11日)

2月11日、「新宿バルト9」(新宿三丁目)へ松岡錠司監督の『深夜食堂』(12時30分からの回)を見にいく。 原作もドラマも見てないので予備知識なし。 でも、深夜営業(営業時間:12時から朝7時まで)の食堂兼居酒屋が舞台で、店のマスターとそこへ集まるお客…

滝口悠生さんの短編に出てくる、秋津町の立ち呑み屋へいってみる(2月10日)

滝口悠生(たきぐち・ゆうしょう)さんの『寝相』という単行本がおもしろい。滝口さんのはじめての単行本だそうで、「寝相」、「わたしの小春日和」、「楽器」の3つの短編が集録されている。 寝相作者: 滝口悠生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/09/19…

早稲田松竹の過激な映画「ニンフォマニアック」を見る(2月9日)。

2月9日の朝、川越から高田馬場へ出て、早稲田松竹へ、ラース・フォン・トリアー監督『ニンフォマニアックVol.1』、『ニンフォマニアックVol.2』を見にいく。座席は、平日なのに空席なしの超満員。立ち見のひともいる。 ラース・フォン・トリアー監督の映画…

リドリー・スコット監督『エクソダスと神と王』を見る。

2月1日、妻の運転で、ウニクス南古谷の映画館へ(午前9時30分からの回)、リドリー・スコット監督『エクソダスと神と王』を見にいく。 小・中学生のころ、『十戒』(セシル・B・デミル監督、1956年)や『ベンハー』(ウィリアム・ワイラー監督、1959年)を…

森崎東監督『ペコロスの母に会いに行く』(2013年)

ペコロスの母に会いに行く 通常版 [DVD]出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2014/07/02メディア: DVDこの商品を含むブログ (12件) を見る 映画館で見そびれていた『ペコロスの母に会いにいく』をDVDで見る。監督は、『男はつらいよ フーテンの…

エリック・クラプトン1970年

エリック・クラプトンの最近のアルバムや楽曲を聴いていると、無性に1970年ころのクラプトンが恋しくなる。いまの円熟しきったエリック・クラプトンもいいけれど、ギターはともかく、ヴォーカルがひ弱な、あのころの内気なクラプトンを聴きたくなる。 ★ いと…

成瀬己喜男監督『娘・妻・母』を見直す。

娘・妻・母 【東宝DVDシネマファンクラブ】出版社/メーカー: 東宝発売日: 2014/11/19メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見る 今回は、DVDで見る。 成瀬己喜男監督の『娘・妻・母』は、1961年東宝の作品。場所は、東京の郊外(ネット情報では、代々…