かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2007-01-01から1年間の記事一覧

選挙の結果!(7月29日)

自民党大敗! これで与党独裁の歯止めになるだろうか。なんでもかんでも法案が通ってしまう怖さから逃れられるかな。久しぶりに、選挙に国民の意思を感じることができた。快哉! でも、、、 ぼくはこの日仕事だったので、期日前投票をしていた。「改憲反対」…

また1つ年をとった(笑)

7月28日は誕生日。家人からお祝いメールが届く。この日仕事なので、特に感慨をもつひまもなく過ぎた。

暑い暑い1日(7月27日)

きょうは朝から暑かったですね。極貧荘はクーラーがないだけでなく、窓が1つしかないので、風が全然はいってきません。 お昼を食べてから、こういうときはクーラーの効いている図書館へいって、半日読書に集中しようと出かけました。 ペットボトルのお茶を…

ソフィア・コッポラ監督『マリー・アントワネット』(2006年)

製作国:アメリカ、フランス、日本合作映画 出演:キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、アーシア・アルジェント 14歳で単身オーストリアからフランス王家へ嫁ぎ、18歳で即位した世界一有名な王妃マリー・アントワネット。最も愛され、最も…

イシュトヴァン・サボー監督『華麗なる恋の舞台で』(2004年)

制作国:アメリカ 原作:サマセット・モーム 出演:アネット・ベニング 、ジェレミー・アイアンズ 、ショーン・エヴァンス 1938年、人気舞台女優ジュリアは名実ともに充実していたが刺激を求め、親子ほども年の違うアメリカ人青年トムと恋に落ちた。が、それ…

梶田征則監督『ミラーを拭く男』(2004年)

脚本:梶田征則 出演:緒形拳、栗原小巻、津川雅彦 定年を間近に控えたサラリーマンの皆川勤は、思わぬ交通事故を起こしてしまう。被害者は軽傷だったが、執拗に金銭を要求してくる。対応は妻の紀子に任せきりで、皆川は堅く口を閉ざしたままだ。そんな父に…

NHKハイビジョン〜「戦時下の詩と夢・竹内浩三」

tougyouさんがこちらで紹介している番組ですが、昨夜放映されたとおもいます。どんな番組に構成されたのか、楽しみでもあり不安でもあります。ringoさん、ご覧になっていたら感想お願いしますね。そして録画していたら貸してください(笑)。 ぼくは、時々竹…

水田伸生監督『舞妓Haaaan!!!』

「極貧荘」の利点の1つは「サティ」(板橋)の映画館へ歩いていけること。夜ひとりでお酒を飲みながらふと思い立ち、気になっていた『舞妓Haaaan!!!』を見てきました。21時からの割引料金(1200円)を利用ですから、お酒で眠くなるのが心配でしたが。『舞妓…

芝木好子「堀切橋」を読む

浅草から東武電車で行き、小さな堀切駅に降りたのは佐保子と夫の玲二だけであった。駅を出ると目の前に大きな荒川が横たわり、まわりには商店一つないさびしいところで、すぐ前に木橋があった。秋雨のしめりの残る曇り日であった。 先日小津安二郎監督『東京…

怪奇・幻想・スペクタル、特撮映画の楽しさがいっぱいの本!

『日本 特撮・幻想映画全集』を一気読みしました。 ぼくは小さなころから忍者もの、幽霊もの、怪奇ものが大好きだったし、世界が第三次世界大戦で、核戦争になってしまう恐怖を描いた『世界大戦争』(フランキー堺主演)で、破滅する地球に真剣に恐怖したし…

文章で表現することのむずかしさ(川島雄三の言葉から)

「君の考えていることを100としましょう。そして君が口でいうことをその10分の1としましょう。つまり10パーセントですね。そして君が書く字は、その言葉のさらに10分の1です。つまり頭で考えているものは文字になったら1パーセントです。それをあなたは原稿…

ピーター・ネス監督『モーツァルトとクジラ』(2005年)

制作国:アメリカ 出演:ジョシュ・ハートネット、ラダ・ミッチェル ドナルドは数学、イザベラは絵と音楽の才能に秀でる一見普通の若者であるが、アスベルガー症候群(知的障害のない自閉症)という障害を抱えている……。対人関係や論理的思考に不具合が生じ…

ポール・バーホーベン監督『ブラックブック』(2006年)

[rakuten:es-toys:10100762:image] 制作国:オランダ・ドイツ、イギリス・ベルギー合作映画 出演:カリス・ファン・ハウテン、セバスチャン・コッホ、トム・ホフマン 何者かの裏切りで家族をナチスに殺害されたユダヤ人歌手ラヘルは復讐のため、ドイツ将校に…

トラベリング・ウィルベリーズ『ヴォリューム1』が発売されたころ

川越の家から「amazonから何か届いているよ」という連絡がある。ジョージだ、ディランだ……トラベリング・ウィルベリーズが家に届いたのだ。もともとオリジナル音源があるので、この再発については、未発表の音源や映像がどんなものか確認してから、買うかど…

森一生監督『若き日の信長』(1959年)

原作:大仏次郎 出演:市川雷蔵 秋山駿は名著『信長』のなかで、信長を、「日本の歴史上もっとも興味のある人物」と表現している。芸術家のような鋭い感性をもった人間でありながら、これほどためらうことなく女性から子どもまで大量に殺戮した独裁者もすく…

Yさんと飲む(7月2日)

仕事あけ、「本郷3丁目」から大江戸線に乗って「上野御徒町」へ出る。まだ店のひらいていないアメ横を散歩。上野の立ち飲み「たきおか」の前を通ったが、夜来るかもしれないので素通りし、JRで赤羽へいく。立ち飲み「いこい」。朝から店内はいっぱいだったが…

河瀬直美監督『殯の森』(2007年)

脚本:河瀬直美 出演:うだしげき、尾野真千子 録画されたDVDで見ました。まずは、タイトルの読みがむずかしい。「殯」は、<もがり>と読むんですね。はじめて知りました。そんな程度の知識で見た感想ですが……。最初に老人施設での様子がノンフィクションの…

竹内浩三の祈り……

東京の空襲、沖縄の激戦、広島・長崎の原爆、敗戦……と夏になると、過去の戦争のことをいやでもふりかえる。「永遠に戦争を放棄する」と誓った日本国憲法も、いまや時代おくれと声高に改憲が主張される時代。そんなとき、ぼくはやっぱり竹内浩三のことを考え…

吉村公三郎監督『大阪物語』(1957年)

●原作:溝口健二 ●脚本:依田義賢 ●出演:中村鴈次郎、香川京子、市川雷蔵、浪花千栄子、勝新太郎ほか 図書館のビデオで見ました。溝口健二監督が、『西鶴一代女』に次ぐ西鶴ものとして企画をあたためていたのが、他界。その意志を継いで吉村公三郎監督が制…

李相日(り・さんいる)監督『フラガール』(2006年)

ringoさんと同時アップです(笑)。 こちらは日曜日、ギンレイホールで見たのに、更新を怠けていました。テレビでも放映したのですね。 昨年、評価が高かったので気になっていました。先にビデオも出ていて、周辺では「それほどではないよ」なんていう評価も…

斎藤一著『志賀直哉との対話』(深夜の読書から)

ナイルの水の一滴 奥付を見ると、昭和54年11月26日発行とある。西暦になおすと1979年。むかし読んだことがあるのはたしかだけど、それがいつだったのか、それに内容もほとんど忘れていた。ぼくの読書は、系統だてたりしてないし、読みながらメモすることもな…

中江功監督『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006年)

出演:柳楽優弥、沢尻エリカ 山田詠美の短編小説「風味絶佳」を原作に、うぶな青年の初恋と失恋、成長を見つめたラブストーリー。もどかしくも初々しい恋の行方を、『冷静と情熱のあいだ』の中江功監督が繊細に描き出す。主演は、『誰も知らない』でカンヌ国…

新藤兼人監督『三文役者』(2000年)

●配給:近代映画協会=東京テアトル ●脚本:新藤兼人 ●出演:竹中直人、荻野目慶子、乙羽信子、吉田日出子 レンタルDVDで見ました。 今は亡き名バイプレイヤー・殿山泰司の、天衣無縫の俳優人生を描いた人間喜劇。監督・脚色は「生きたい」の新藤兼人。撮影を…

ギンレイホールと小石川後楽園(6月13日)

朝の8時半、お茶の水の会社から飯田橋のギンレイホールまで歩いてみる。本郷をぬけて、壱岐坂をくだって、後楽園の裏をあるく。東京ドームの裏口をとおるとき、コンサートのあと、ここで会場からクルマで帰るポール・マッカートニーやエリック・クラプトンを…

埼玉の菖蒲町へいく(6月10日)

川越の中央図書館へいく途中、道端に雨に濡れた菖蒲がきれいに咲いていた。それでふと思いたって、菖蒲町までクルマを走らせる。菖蒲町にある「あやめ園」は、菖蒲が満開だった。 【写真】:「あやめ園」の菖蒲 「あやめ園」の近く、小さな川が流れていて、…

熊谷の「鈴なり」で旧友たちと酒宴!(6月9日)

午後4時、ひさしぶりにクルマで熊谷へいく。先に弟がきていて、住むひとのいない家に風をいれていた。庭の木々が無造作に繁っていて、それはそれでちょっとよかった。まもなく、10代のころの知り合いKが、母の1周忌に、線香をあげにきてくれた。奥さんも一…

大澤豊監督『日本の青空』を船橋市民文化ホールで見る(6月8日)

jinkan_mizuhoさんがブログで紹介している映画『日本の青空』を見るために、船橋市民文化ホールへいく。10時半からの上映を電話予約してあったが、1時間早く着いたので、船橋駅周辺を散歩。狭い路地を歩いて、ひょっとして朝からやっている立ち飲みでもあれ…

東向島(旧玉ノ井)を歩く(5月31日)

この日は1日天気がはっきりしなかった。朝、新しいお茶の水の会社から本郷、湯島をぬけて、上野まで歩く。いろいろなぬけ道があって、15分ほどで湯島天神へ出る。湯島天神の階段をおりると、まもなく不忍池だ。前回は、不忍池に沿って歩いたので、きょうは…

赤羽で飲んだくれる……(6月4日)

ギンレイホールで映画を見る予定だったが、健康診断を受けたため寝不足で、これでは映画を見ても、とても最後まで起きていられない。予定を変更した。秋葉原まで歩いて、安いスピーカーとヘッドフォーンを買う。「極貧荘」は狭いアパートなので、夜はヘッド…

『サージェント・ペパーズ』の輝かしい40年と、或る少年のていたらくな40年(笑)

まず、ああ40年たったんだな、っておもいます。長いような短いような……やっぱり長いか(笑)。1967年といえば1949年生まれのぼくは、18歳。15歳のころからビートルズにどっぷり遣って、期末試験があろうが、高校受験があろうが、おかまいなし。嵐が吹こうが…