2009-01-01から1年間の記事一覧
tougyouさんやringoさんが話題にしていた<宮川一夫の特集番組>を見ることができました。ぼくは映画が好きでも、あまり製作の内部にまで関心を持って見ている方ではないので、カメラマンがどんな役割を果たしているのかまで、これまで特別な注意を払って見…
伝説の塚本晋也世界同時デビュー作!カルト・エンタテインメント・ムービー[鉄男]。肉体を侵食する金属との壮絶な戦いを、悪夢的映像で描き、世界中を圧倒したサイバーパンクな黙示録。 (「SHINYA TSUKAMOTO」) どこかで見かけた映画評への好奇心からレン…
60歳になって一番の楽しみは「シニア割引」で、いつでも1000円で映画を見られることでしたが、なかなか時間がなくて、行きそびれていました。 それで『キャデラック・レコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜』が、「シニア割引」適用の記念すべき最…
先日tougyouさんが、川本三郎氏のこの映画の結末の解釈をご指摘くださいました。もう一度引用してみます。 近年発売されたこの映画のビデオを見ていて、もうひとつ驚くことがあった。グレゴリー・ペックが撃たれて死ぬ。そのあと町の保安官や妻たちによって…
「ビートルズ探検隊」へ投稿した記事ですが、自分にとっても、ビートルズに関する忘れられない想い出なので、ブログにもコピーさせていただきます。 ★ ■リチャード・レスター監督『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』(1964年) ぼくは、この映画を…
先日こちらで、ヘンリー・キング監督『拳銃王』(1950年)について映画の感想を書いたら、tougyouさんが、こんなコメントをくれた。 ところで『拳銃王』について川本三郎の『ロードショーが150円だった頃 思い出のアメリカ映画』( 晶文社 2000年)を読んで…
尾崎一雄は、小説読みの目利きだった。周辺の若い小説家の志望者は、尾崎を頼り、原稿を見せて批評を乞う。 そういう自身厳しい批評家であるから、よけいに尾崎は自身の作品にも厳しく、自分のなかの批評家が、小説家の部分を上回って、いよいよ書くことがで…
昭和8年12月に発表された短編小説。 「暢気眼鏡」は、芥川賞を受賞するが、それで尾崎一雄の生活苦が解消したわけではなかった。 その尾崎は、芥川賞をもらって、やや憤然とする。自分では小説を書かなくても、新人だという意識はなかった。書けないから書か…
jinkan_mizuhoさんが、こちらで紹介されているのを見て、前から気になっていましたが、やっと見ることができました。 パソコンなどでゲームをやったことがないので、その感覚もおもしろさもわからないのですが、この映画に出てくる<煉獄>の、ゲーム独特の…
グレゴリー・ペック主演の西部劇。 ワイアート・アープやビリー・ザ・キッドと並ぶ早撃ちの名人、ジミー・リンゴは、むかし別れたままの、妻や息子と、もう一度やり直そうと、懐かしい町へやってくる。 しかし、彼の名声はいまや西部の町から町に知れわたり、…
JUN LEMONさんが個人的な資金を投入して主催されているパーティなので、どこまで公けにしてよいものか迷いますが、すでにringoさん、タイシホさんが、ブログに書かれているので、ぼくも触れておきます。 とにかく、まず第一にJUN LEMONさんのビートルズへの…
以下の文は、tougyouさんがアップしてくれた「あの人に会いたい」というシリーズの、志賀直哉の映像についてコメントしたものですが、あとで自分で検索しやすいように、ブログにもコピーさせていただきます。 tougyouさん、映像のアップ、ありがとうございま…
毎月送られてくるビートルズ・クラブの会報誌に連載されている、「キース・バドマン追っかけ日記」を読んでいたら、こんな記事があっておどろいた。 ●1981年3月3日。 ポールとリンダ:モンセラットでのセッションが終わり、イギリスに帰国。追加レコーディン…
前の会社で仲良かったDougautiさんと高田馬場駅、午後1時に会う。 善福寺公園を散歩して、それからどこかで飲もうというおおざっぱな約束だったが、「まずは昼食に軽く一杯ね」ということで、駅周辺で、お酒も飲める<食堂>を探す。 Dougautiさんは、もとワ…
以前、ringoさんが映画「ポップ・ギア」のパンフレットを紹介していましたけど、あの映画には、当時イギリスで活躍している<リバプール・サウンド>が大挙出演していましたね。 ぼくのなかで、あくまでビートルズは別格でしたが、エレキとドラムでバンドが…
★ ■映像&音楽「ブリティッシュ・ロック創世記の神々」・・・(1) ●サーチャーズ「ピンと針」:このバンド、日本では「ラブポーションNO.9」がヒットしている。しかし、ぼくは「ピンと針」が好きだった。 ●ピーター&ゴードン「愛なき世界」:若いひとでも、…
この数日、ゆっくりブログを更新する時間がないので、好きな音楽をアップさせていただきます。そして、またもやディランです(笑)。 ボブ・ディランは、偉大!?(か、どうかはともかく・・・) 彼を神棚に祀って、封印しておくのはもったなさすぎます。ボブ…
最近見たわけではない。ringoさんの『ボブ・ディラン・ベスト・アルバム』のレコード1枚目(B-5)の「Billy 4」というタイトルを見て、1974年ころ見たこの映画のことを思い出した。 ★ 妻(結婚前)といくはずだったサム・ペキンパー監督『ビリー・ザ・キッド…
ringoさん、もうひとつ「ハリケーン」の想い出がありました。 1976年のころ、ボブ・ディランがアメリカのテレビ番組に生出演して、できたての新曲を歌う・・・それを日本のテレビで放送するというのですね。 平日の昼間でした。なんでさあ平日の昼間なんかに…
夢殿の救世観音(くせかんのん)を見てゐると、その作者といふやうな事は全く浮んで来ない。それは作者といふものからそれが完全に遊離した存在となってゐるからで、これは又格別な事である。文芸の上で若し私にそんな仕事でも出来ることがあったら、私は勿…
ひとつひとつ感想を書く時間がないので、見たことだけ簡単に記録しておきます。 ■吉田恵輔監督『机のなかみ』(2006年) 家庭教師は、勉強の指導を依頼された、相手の女子高生に恋をしてしまう。勉強がはじまったその日から、家庭教師のあやしい妄想がはじま…
ぼくは80年代、マイケル・ジャクソンもマドンナも関心がわかなかった。民放で放送するMTVはよく見たが、80年代に登場する新しいロック・バンドにも興味がもてなかった。 知人から、「もうギターではなくて、シンセの時代だね」といわれたが、ピンとこない。 …
のっけから関係ありませんけど(笑)、1966年といえばビートルズが来日した年。あの年に、成瀬巳喜男監督はこういう映画をつくっていたんですね。 ★ ある大手会社の重役の妻・絹子(司葉子)が、若い愛人と密会しているときに子供を轢いてしまう。場合が場合…
広子(入江たか子)は、仲のいい従兄(いとこ)に淡い恋心を抱きながらも、親の薦める資産家の息子へ嫁いでいく。それが幸せだとおもっていた。 しかし、嫁いだ夫とは、仲のいい従兄とのような気軽な雑談ができない。そこには、厳然とした家のしきたりがあっ…
70年代にはいっても、リンゴを中心にしてビートルズはそれぞれに公私の交流を続けていました。 ジョージは、ジョンのアルバム『イマジン』に参加。何曲かで印象的で美しいギターを弾いています。 リンゴは、ジョンのアルバム『ジョンの魂』に、全面協力。ギ…
映画『ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!』で、ファンを魅了したリンゴも、69歳ですね。顔も体形も、若々しいので、錯覚してしまいますが、年齢だけ聞けば、立派なおじいちゃんであります(笑)。 ポールの来日と同様、リンゴの来日が待たれますね。…
1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマ…
ビートルズ来日直前に発売されたのは、「Paperback Writer/ Rain」のシングルだった。これまでも、ビートルズはシングルやアルバムを発表するたびに変化していたが、このシングルも、いままでのビートルズのサウンドとは明らかに違っていた。 「Paperback Wr…
その年、16歳だった。 ★ 6月28日の夜、ついにビートルズが日本に来るとおもうと、眠れなかった。ニュースをつけておいて、いつ来るかいつ来るか、待っていた。 外は段々雨と風が激しくなってくる。 テレビでは、<ビートルズ台風>という言葉をつかって、ビ…
[rakuten:softya:813326:image] 原作は、石坂洋次郎の代表的な青春小説。 今井正作品は、はじめての映画化で、その後も繰り返し映画化されている。青春映画の古典のような作品といってもいい。 ネットで『青い山脈』を検索してみたら、本作を含めて5つの映…