2009-01-01から1年間の記事一覧
朝鎌倉へ行こうか、と思う。いま、鎌倉文学館で「有島三兄弟展」(有島武郎・有島生馬・里見弴)をやっている。特に有島三兄弟に関心が強いわけではないけれど、里見弴には関心がある。 池袋から湘南新宿ラインへ乗っていくのは、前回と同じなので迷うことも…
[rakuten:auc-sora:10018138:image] 家城巳代治は、「いえき・みよじ」と読むようです。この監督の映画を見るのははじめてで、読み方もはじめて知りました。 「goo映画」の解説では、 未来社版「学童疎開の記録」を植草圭之助が脚本化し、「若者たちの夜と昼…
マカロニ・ウエスタンに興味がなかったので、この有名な映画をいままで見たことがありませんでした。 ところが、先日tougyouさんが、こちらでアップしてくれた『七人の侍』、『用心棒』についてのジェームス・コバーン、クリント・イーストウッドのインタビ…
『浪華悲歌』と書いて、「なにわエレジー」と読むようです。久々に溝口健二監督の傑作を見ました。得意な素材に取り組んだ時の溝口健二は、やっぱりすごい。こんな傑作をどうして今まで見逃していたのか・・・。 ★ 会社のお金を横領した父を助けるため、自分…
北海道の寒村を舞台にして、父、長男、次男との確執が描かれる。 自分のことは何もできない父を世話するのは、次男。 彼は<自分の人生は父のためにあるのか>と鬱々として暮している。<自分の好きなことは何もできやしない>。 恋人からも、<あなたはいつ…
共通するのは、石坂洋次郎の原作で、3人の監督による3篇のオムニバス映画。 第1話と第2話は、石坂洋次郎らしい青春を賛歌する作品でした。 石坂は、戦後、男女の交際を明るく肯定的に描き、<新しい男女の付き合い方>を擁護するような青春小説を、次々発表…
shiroppさんのブログを拝見すると、いろいろ刺激されることがおおく、忘れていたことを思い出したりすることがあります。 先日も、shiroppさんのこちらの記事を拝見し、デイヴ・クラーク・ファイヴのことを考えました。 デイヴ・クラーク・ファイヴは、一般…
見ました(笑)。少しの落胆と、それ以上数倍の感動とをもって・・・。 ★ 1964年、ビートルズと出会った当初から、彼らの激しくシャウトするカバー・ロックが大好きでした。 ジョンのヴォーカルでは、 「ツイスト&シャウト」 「マネー」 「プリーズ・ミスタ…
明日はポール・マッカートニー67歳の誕生日です。あの『ヤア!ヤア!ヤア!』のポールが67歳だなんて信じられないおもいですけど、長い長い年月が経ってしまいました。 でも、ポールはいまもなお健在、皺はふえましたが、あの愛くるしい顔も、鋭いシャウトも…
1937年といえば昭和12年の映画ですね。 劇団「さくら隊」を率いて広島に滞在、原爆を浴びて亡くなった丸山定夫が、主人公の父親役で出ているので、まずそれを見て、古い時代の映画なのだなあ、とわかりました。 原作は菊池寛のメロドラマで、捨てられた女の…
ringoさんが、こちらで書かれているように戦時中に製作された成瀬巳喜男作品。ringoさんの感想にあまり付け加えることはありません。 「苦しくも貧しくも、工夫や考え方次第で、人生はどうにでも楽しくできる」 と、いかにも戦時中に喜ばれそうな考えをその…
社会の不正と闘い、民衆のために結集した革命集団が、なぜ最後あのような仲間同士の殺し合いになってしまったのか、、、 学生運動の変遷と、あさま山荘へたどりつくまでの道程を、実写と劇を織り交ぜながら描いていく。 ★ 山へこもってからの革命闘士たちは…
こちらより先に、リメイクされた石井克人監督『山のあなた 徳一の恋』を見てしまいましたが、オリジナルも、ほとんど同じでした。同じ脚本をそのまま再映画化したんでしょうね。 <着物の女>を演じるのは高峰三枝子、草なぎ剛が演じた徳一は、徳大寺伸、加…
[rakuten:book:11604413:image] tougyouさんがお好きな映画ということで、ずっと気になっていましたが、やっと見ることができました。 おっしゃるとおり、素晴らしい映画です。 以前小津安二郎が、繰り返し笠智衆を使う理由を尋ねられて、 「笠さんは、スク…
久しぶりに本格的な成瀬巳喜男作品を見ました。やっぱりいいですね。堪能しました。 嫁いだ相手は、とんだダメ男で、酒癖が悪い。仕事は続かず、やめてしまうと、毎日発表のあてもない小説を書いている。 それがどこにも売れないと、酒を飲んで、グダグダ妻…
1966年、ボブ・ディランの2枚組ベスト・アルバムを買って、すっかり彼のファンになってしまったぼくは、もっと違うディランのアルバムを買おうと、レコード屋さんへいった。 ディランのレコードが、持っている2枚組ベストと曲がダブるなどで、何を買うか迷…
永作博美と蒼井優の共演、これもおもしろかったです。 天性の魔性の女なのか、巧妙な手練手管なのか、年下の男性を思いのままに翻弄するのが、無邪気な顔をした永作博美演じるユリ。 心身ともに、彼女のとりこになってしまうのが、美学生の磯貝みるめ(松山…
tougyouさんがこちらのブログで、「麻生久美子のオタク喫茶のコスプレ衣装とそのみごとな脚にドキドキする。それだけで満足」と簡単に触れています。 ぼくも麻生久美子の足はよかったけど、映画にはもっと満足しました(笑)。 ★ 人生をテキトーに生きる危な…
見ました(笑)。 というわけで、ringoさんのこちらの記事に刺激されて、むかし見た「エルビス・ストーリー」というミュージカルのことを思い出しました。 ★ 当時(2002年か2003年頃)ぼくはエルビスに凝っていて、クルマのなかでエルビスばかり聴いていたこ…
1986年、一般のアメリカン・チャートにロバート・クレイの「Smoking Gun」が登場しました。黒人のブルースが一般チャートに登場するのは非常にめずらしいことだったらしいですね。それも80年代にブルースの新曲が・・・。 そのころはまだ、地上派のテレビでM…
以下の文はメモに残しておいて、そのままずっと忘れていました(笑)。 ★ こんなニュースをネットで読む。 「ザ・ビートルズ」の故ジョージ・ハリソンさんが14日(火)、ハリウッドの殿堂であるウォーク・オブ・フェイムに加わった。 ハリソンさんの名が彫ら…
先日久しぶりに熊谷へ帰ってお酒を飲んでいたら、弟夫婦、ヤマモトさんの3人がこの映画の話で盛り上がっていました。三人三様に少しずつ見方は違うようですが、それぞれ強い感銘を受けたようで、これは見なければならんと・・・ 翌日いってきました。 ★ 主…
いつも予備知識なしに見るので、説明書きを読んで、この映画が清水宏監督の『按摩と女』のリメイクだということを知りました。 といっても、オリジナルの『按摩と女』もまだ見ていないのですが、DVD化されていることはわかっていたので、早速ネット・レンタ…
タナダユキ監督の『百万円と苦虫女』(2008年)は、映画がいいというより、蒼井優が友だちのいない、孤立した少女を、すごい存在感で演技してみせた作品。 蒼井優がいいので最後まで見たけれど、映画としては時々「やめてしまおうかな」とおもうような場面も…
三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』(2008年)を映画館で見たとき、仕事あけだったので、少し寝てしまいました。 それで細部の記憶がとんでいるので、DVDでもう一度見直してみましたが、やっぱり、おもしろいですね。 以前tougyouさんが書かれていたとお…
下の映像のいくつかは、以前にも、話の流れでブログにアップしたことがあるとおもいますけど、いまringoさんがブログでこのコンサートを話題にしていますので、ぼくの好きなハイライト・シーンをいくつかアップしておきます。 コンサートの模様は、WOWOWで二…
ringoさんのブログに、、、 ジョニー・キャッシュが歌う「くよくよするな」のワンコーラスが出てきたりするのは、私にはとてもサプライズなプレゼントでした。ジョニー・キャッシュってカッコいいんだと思いました。 という記事をみつけてよろんでいます。ri…
小学生のころ、図書館の利用冊数が全校で一番だか二番だ、ということで褒められたことのない担任から褒められたことがありますが、そのとき借りていたのは、世界文学全集でも、世界偉人全集でもなく、全部「恐竜図鑑」の類でした(笑)。 ほとんどがシダの生…
女性漫画家と飼い猫と、彼女を慕う若いスタッフたちの物語。 ゆったりした映画で、漫画家が病にかかるところで、話に波が立つけれども、悲惨な終わり方にはならない。 小泉今日子も、若い女性スタッフたちも、よかった。この映画の加瀬亮は、あまり印象に残…
60年代後半には、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジのような素晴らしいギタリストが誕生して、ギターはロックの花形楽器となり、やがて、ギター・ロックの黄金時代を迎えていく。 そのなかで忘れたくないギタリスト、ピーター・グリーン…